15個のWebディレクターの困った・トラブルあるある

Webディレクターをしていると、仕事柄、色々な場面で「困ること」「トラブル」に出くわすことがあります。

今回はそんなWebディレクターの困った・トラブルあるあるを紹介しようと思います。

永遠の「キャッシュをクリアしてください」

クライアント:デザインが指示通りに直ってないんですけど…
Webディレクター:ブラウザのキャッシュをクリアしてご確認ください。

Webディレクターで一番多いのがこのあるある。
ブラウザにキャッシュが残っていて、古いCSSファイルや画像ファイルなどが適用されているがために「デザインが直ってない」と言われてしまうパターンです。

デザインを提出するときに「キャッシュをクリアしてね」と伝えたり、何度か対応することでクライアントを教育することになります。

(それすら面倒!ということであれば読み込むCSSファイルのパスに「?220101」みたいなパラメータをつけて毎回最新ファイルとしてブラウザに読み込ませるなどのテクニックもあります)

「ワイヤーフレームじゃ決められない」と言われた

Webディレクター:ワイヤーフレームを作ったので、確認お願いします。OK出ましたらデザインに進みます。
クライアント:ワイヤーフレームはいいと思います。ただ、デザインで見ないと決められません。

これも多いあるある。
ワイヤーフレーム→デザイン→コーディングというのがWeb制作の定石ですが、ワイヤーフレームだけだと良し悪しが判断できないのでデザインができてから詳しく内容を見たい、と言われるパターン。

新規立ち上げサイトの場合や、クライアントがWeb作りに慣れていないときに起こります。

ワイヤーフレームはあくまで構成要素とレイアウトを決めるためのものであること、デザインのトンマナの修正などは後の工程でできることをしっかり伝えておくと安心です。
(デザインを見てからレイアウトが大幅に変わるとしんどいです…)

クライアントと制作側のイメージの違いで作り直し

要件定義でデザインのトンマナなどちゃんと固めたはずなのに、なぜか作ったら「違うんだけど」と言われてしまうパターン。

これ、結構厄介です(笑)

クライアントの要望を具体的に言語化したり、完成イメージの共有ができていないと起こります。
あとは、クライアントがデザインを見てから、やっぱ違うなと方向転換した場合などにも発生。

大事に至らないためには、なるべく早いタイミングでデザインのサンプルを見せて方向性を固めることです。

作業領域の認識の違いでプロジェクトが一時中断

協力会社と一緒にプロジェクトを進めているときに起こるあるあるトラブル。

クライアント → 統括会社+Webデザイン会社+システム会社 みたいな体制のプロジェクトだと、どの会社がどこまでやるのか?を白黒線引きしておかないと後々ヤバいことになります。

何がヤバいかというと、お互いに「それはうちの仕事じゃない」となってプロジェクトが一時中断することになるんですよね。
自社の仕事として認識されていないので、予算も取ってなければ人もアサインしていないなんてことに。
「結局誰がやるの?」問題に発展して険悪なムードに突入することもあります。
当然スケジュールも再度調整し直し、クライアントへの説明もって、てんやわんやです。

何事もはじめが肝心です。

Webデザイナーやエンジニアとの意識合わせが大変だった

Webデザインやコーディングが進んだときのあるある。

Webデザインの雰囲気やトンマナが上手くWebデザイナーに伝わっていなかったり、コーディング時のサイトの動きやスマホ対応が想定通りいかないことがあります。

いずれも、なるべく具体化して、言葉だけではなく参考デザインも出してイメージで伝えること、動きの部分は動画や参考サイトのパーツ単位でお願いすると良いです。

外部要因に振り回された

外部サービスが最新ブラウザに対応していない、Googleの仕様変更があった、サーバーのPHPのバージョンが更新されたなど、外部要因によって起こる困ったあるあるです。

どれも厄介で、ものによっては機能が使えなくなることもあります。
また、会員システムや商品管理システムなどのデータベースが絡むところはPHPのバージョンに合わせてソースコードのアップデートが必要になったりと、結構なお金がかかることも。

まずは現状を調べて、対応できるのか、対応できる場合の費用や納期はいつか、などクライアントに説明した上で対応が必要です。

クライアントの責任も押し付けられた

Webディレクターをしていると、クライアントの責任も押し付けられるあるあるがあります。

クライアントから支給された原稿を流し込んでコンテンツを公開したが、あとから原稿の間違いに気づいて「何で原稿チェックしてくれなかったのか」と責められるパターン。
原稿校正は対応外なのに、起こるんですよね。
いつもは間違いに気づいたらサービスで直してあげてた、くらいの感覚だったのに、今回はお互いに気づかずにそのまま公開されてしまった、と。

「そんなの知らんし」とも言えないので、こちらも誤りつつ、受けている作業範囲について改めて説明する、といったところでしょうか。
あまりにも理解のないクライアントならしっかり釘をさして置く必要はあります。

突如プロジェクトが消失した

スケジュールに滞りもなく、万事スムーズに進んでいたのに、ある日突然プロジェクトが消失した…。
そんなことがあるんですよね。

プロジェクト消失あるあるです。

僕は2回経験しました。

1回目は、ECサイトのLPを作っていて、LPのコーディングが完成して公開間近な時。
デザインと原稿を並行して進めていたのですが、原稿が「薬事法」に引っかかったとのこと。
で、そもそもLPが公開できない状態になりました。
お蔵入りですね。
頑張って作ったのに、肩透かしを食らった感じです。。

2回目は、全10ページのコーポレートを作っていて、3ページまで公開した時。
営業担当からプロジェクトがなくなったとの連絡が入り作業中止。
なんか、ここまで作ったサイトデータも含めて一式削除して欲しい、って言われたんですよね。
プロジェクトを進めていたのは良いものの、システム開発まで請け負う会社が現れたためにその会社に丸っと案件を取られたらしいです。
流石に「ハ!?」って感じでしたが、ま、色々あるんだな、と頭を冷やしました。

担当者と連絡が取れなくなった

連絡が取れないあるあるの末期ですね。

担当者が忙しくてなかなか連絡が取れないというのはよくあるケース。
でも、時に担当者が飛ぶ(蒸発する)ケースがあります。

僕は1回ありました。
クライアントの希望で通常半年かかるボリュームの制作物を半分の3か月で作ったときです。
流石に土日は休みましたが、平日の退勤時間は毎日24時を回るか、回らないかの瀬戸際。
終電を死守する生活でした。
そんな最中、クライアント側の担当者が飛んだんですよね。。
いまだに理由は分かりませんが、あの時は作るこっち側も確認するあっち側も連日の深夜の消耗戦。
色んな意味できつかったのが理由だと思います。

忙しくて丸投げしたら変なデザインになった

仕事が立て込んでいるときに、とにかくプロジェクトを進めることを優先して制作チームに案件を丸投げしたら、想像と違うものが出来上がってしまった、、。

あるあるです(笑)

だって、クライアントと直でやりとりしているのはWebディレクターですもん。

雰囲気とかニュアンスとか、ひょんな一言とか、そういう情報って結構Web制作では大事だったりするので、それらの情報がなくて本来の意図が伝わらなかった、というパターンに陥ります。
Webデザイナーにディレクションを掛け持ちしてもらうとか、応急処置は必要です。

Webディレクションを放棄すると痛い目見ますので、気をつけましょう。

クライアントから無茶なスケジュールを言われた

クライアントから無茶なスケジュールを言われた…。

これも多いあるあるです。
僕の場合は通常半年かかるプロジェクトを半分の「3か月でやって」と言われたことや、30ページ構成のコーポレートサイトを「1週間で作って」と言われたことがあります。

この場合、やらなくて良い作業や打合せは徹底的に省く、確認回数を減らす、フィードバックを1両日中にもらう、段階的に公開することを了承してもらうなどの工夫が必要です。
スケジュールは自社だけで決められるものではないので、クライアントにも協力会社にもできるだけ協力してもらう必要があります。

工数見積もりが甘く、赤字になった

当初よりも修正回数が多くて工数がかかってしまった…。
もっとバッファを取っておけば良かった…。

結構あるあるです(笑)

見積もり時は安くって言われたから、不要な機能を減らしたり、工数を減らしたのに、プロジェクトが始まったら思った通りに行かずにやっぱり工数がかかってしまった。
マズいことに、追加の見積もりは通らなそうなクライアントだ、、。

僕も何度も経験がありますが、クライアントに相談してみてダメそうなら社内の営業担当やプロデューサーに確認してみるしかないですね。
今回は条件を飲んで次の仕事につなげてもらったり、別の案件に予算を追加してもらう、などの調整が必要です。
クライアントとの関係次第ですが、「次は同じ条件ではできない」と言い切ってしまうのも一つの選択肢。

Web制作では工数が膨らむことは多々あるので、修正回数の取り決めや、どんな時に追加見積もりが発生するのかを初めにクライアントと握っておくことが大事です。

修正ループが終わらない

構成案を出すたびに、デザインを出すたびに戻しがくる、修正ループが終わらないあるある。

僕も構成案の段階でたしか8稿?まで行ったことがあります。
スケジュールもありますし、次のステップで確認できるところは置いておいて、先に進めましょう、そんな対応をした記憶があります。
これはクライアントか担当者の体質によるところが大きいので、そんなクライアントに当たったら要注意。

先に全体のスケジュールと各フェーズの締め切りを提示して、その間に何回までだったら修正ができそうか、想定よりも修正が多い場合は納期が遅れることや、追加費用がかかる場合があることなどを伝えてけん制しておく必要があります。

Webディレクターは次へ次へと、工程を前に進めていく力が求められます。

IEでデザインが崩れて慌てて修正する

ChromeでもFirefoxでもSafariでもスマホでも大丈夫だったのに、、IEだけデザインが崩れてた…。
IE版のデザインあるあるです。

先日、ちょうどIEのサポートが無くなって安堵したWebディレクターも多いはず。
各種ブラウザ最新版に対応してます!と胸を張って言えますからね(笑)

今度からはサポート終了後もIEを使っている人たちに「IEはサポートが終了したので他のブラウザを使ってください」を言い続ける未来が少し想像できる…残対応は続きそう(苦笑)

誰が、今、何をしているのか?進捗を聞かないと不安になる

今、自分がどの辺りにいるのか、進捗が分からないと不安。

これもよくあるWebディレクターあるあるです。

ガントチャートを見て、「今はデザインフェーズ。納期まであと1週間ある」。
オンスケなのは分かるけど、本当に大丈夫なのか!?進捗は何パーセントなのか!??気になって仕方がない!!
というケース。

デザインにしても、コーディングにしても、テストにしても、クライアントのフィードバックにしても、

「今の進捗は●●パーセントくらいで、いついつまでにはアップします!」

この一言をはっきり言ってくれるだけでWebディレクターは安心しますね。