Webマーケターの5つの仕事内容を解説(僕の1日の流れも紹介)

Webマーケターの5つの仕事内容について解説します。

Webマーケティングとは、簡単に言うとWebを使って集客・販売・ブランディングするための施策を行う仕事です。

この記事を読めばWebマーケティングの働き方が分かるはずです。

【結論】Webマーケターの仕事内容は5つある

Webマーケターの仕事内容は5つあります。

  1. 企画・戦略立案
  2. 集客施策
  3. コンバージョンを増やすための施策
  4. 効果検証・改善
  5. リピーター獲得のための施策

順番に解説します。

Webマーケターの仕事内容1. 企画・戦略立案

市場調査・競合サイト調査

市場調査・競合サイト調査の仕事は企画段階の大事な仕事です。

具体的には、ユーザーにアンケートを取ったり、過去のお客様の声を集めたり、統計調査などの公開データ、業界動向、トレンドキーワード、流行りのハッシュタグ、同業他社のWebサイト・LP・キャンペーンなどを調べる仕事です。

明らかにレッドオーシャンな中飛び込んでも効果は見込めないし、商品・サービスの魅力が刺さるターゲットを選ばなければいくら良い商品・サービスも反応は得られないし、企画が的外れだと鳴かず飛ばずの施策になってしまいます。

Webマーケティングは企画の段階からかなり重要な仕事です。

僕は自社サイトとオウンドメディアの運用がメインの担当ですが、ほとんど毎日のように、Webページ作りやLP作り、記事コンテンツ作りのために関連キーワード調査ツールとか、キーワードの月間の検索ボリューム、競合サイトのコンテンツ調査などを調べています。

ペルソナ設計

取扱い商品・サービスをどんな人にPRして買ってもらいたいのか?、ターゲットユーザーのプロフィールを具体化するのがペルソナ設計です。

  • どんな人(性別・年齢・地域・学歴・年収・貯蓄・家族構成など)をターゲットにするか?
  • その人の悩みは何か?
  • その人の悩みを解決できる商品・サービスを提供できるか?
  • その人が買いたい・欲しいと思わせるには何が必要か?
  • その人にどうやって接点を持ちアピールするのか? など

僕が過去に担当したことのある新しいダイエット商品をPRするための施策では、サプリメントを定期購読してもらうのを目的に、少し高価な商品をどうやって買ってもらうか?を検討しました。

商品の効能や価格帯から、ペルソナは40代以上の中高年の健康意識の高い男女を想定。
悩みを「共感」してもらうために、同じ世代のよくある「困りごと・悩みごと」を提示する。
「商品のメリット」を伝えるために、商品の認定証や、開発者の声、価格が高くなっている理由、どんな効果が見込めるか、成分などの化学的な根拠、同年代の利用者の声などを集める。
また、「そこまでITが強くない」ことも想定してサイトやメールと併せて、ダイレクトメール、電話でもアプローチ。
クリエイティブは大きめのフォントサイズ、タップや入力など難しい操作などがない、目に優しいトンマナ、シンプルなWebデザインにする。
……という具合にペルソナから企画を考えていきました。

コンテンツ企画・立案

Webサイトの立上げ、リニューアル、メディアの運用など、Webコンテンツの企画・立案を行う仕事です。

Webコンテンツの目的は何なのか?から始まり、ペルソナ設計、市場分析・競合サイト分析などを元に、「どんなコンテンツを発信していくのか」と企画します。

コンテンツを作るのは記事コンテンツならWebライター、画像コンテンツならWebデザイナー、動画コンテンツなら動画クリエイターなど、各クリエイター陣との連携が必須です。
Webマーケターが自分の手で作ることもあります。

僕はよくある業界のハウツーサイトを運営していますが、良いコンテンツを作ることはもちろん、1人でも多くの人に読んでもらうための集客を考えるのも超大事な仕事。
集客するためのSEO対策は必須になりますね。
僕の場合は企画や編集をすることもあるし、自分でライティングをすることも多いです。

Webマーケターの仕事内容2. 集客施策

集客のための施策について紹介します。

SEO(検索エンジン最適化)

SEOとは、検索エンジン最適化のこと。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面で、広告を使わずに自社コンテンツを上位表示するための施策になります。

SEOは広告運用費用がかからないメリットがある一方で、効果が出るまでに中長期の時間がかかるデメリットがあります。

SEO対策の基本は「キーワード」。
キーワードの選び方、キーワードの使い方など、ツールを使ったり、競合コンテンツをリサーチしながらコンテンツ作りをしています。

また、SEOはコンテンツの品質が最重要ですが、サイトの運用期間や、運営元のプロフィールやビジネスなどの信頼性、被リンク、サイトの内部構造なども含めた総合評価です。

僕はブログ記事を書いたりWebページやLPなどを作ることが多いですが、SEO対策は毎回必ず実施しています。
関連キーワードを参考に網羅的なコンテンツを考えたり、キーワードの月間検索数を元にコンテンツ作りの優先順位を考えたり、他社ページを分析してコンテンツの構成作りの参考にしたり、といった具合です。
あとはグロナビやサイドバー、フッターナビ、個別のページに導線を作るなど内部リンクを改善したり、過去記事など既存ページのキーワードの見直しやリライトなどをしています。

Web広告運用(Google広告、Yahoo広告、SNS広告など)

Web広告運用は各種Webに関する広告を運用する仕事です。

商品やサービスの特性、ターゲットユーザーの行動特性に合わせて、検索エンジンへの広告掲載、Webサイトへの広告掲載、アプリへの広告掲載、SNSへの広告掲載などを検討、運用していきます。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • アフィリエイト広告
  • アプリ内広告
  • SNS広告
  • YouTube広告
  • LINE広告 など

額がうん百万、うん千万単位となる場合もあって、お客さんも成果に対してはかなりシビア。
それだけの金額を任されると、プレッシャーも多いですが、やりがいのある仕事です。

広告運用ディレクターという呼び名になることもあります。

僕はWeb広告の運用経験はありませんが、知人は広告運用ディレクターとして勤務しています。
お客さんから予算を預かって、KPIに向けて運用→月次のレポート/定例会→次月に続く、といった具合で運用しています。
僕の周りでは、Web広告の運用を一定期間してから独立をする、という人が多いようです。
専門性が高いのと、予算が大きく動くので利益が出ること、お客さんと長期で一緒に運用していくものなので、独立しやすいみたいです。

SNS運用

TwitterとかFacebook、Instagram、YouTubeなどのSNSを使って情報発信したり、ユーザーとやりとりする仕事です。

どれくらいSNSに注力するかは業界とか扱う商品・サービスによりますね。

主にBtoC向けの商材で多い傾向です。

会社によってはSNS運用専任の人がいることもあります。

Webマーケターの仕事内容3. コンバージョンを増やすための施策

コンバージョンを増やすための施策について説明します。

LPO(ランディングページ最適化)

LPOはランディングページを最適化する仕事。

LPは商品・サービスを売ることに特化したページ。
企業にとってもかなり重要なページです。

LPOはLPからの購入・問い合わせ・会員登録数などを増やすための施策を行うことです。

僕もLPは企画から制作・運用まで担当していますが、ページを開いたときに見える部分=ファーストビューの訴求の仕方を工夫したり、問い合わせボタンの位置を工夫したり、ページ全体の流れを工夫して最後まで読んでもらえるようにするなど、さまざま方法でコンバージョン率を上げるために試行錯誤しています。

EFO(エントリーフォーム最適化)

EFOはフォームを最適化する仕事。

問い合わせフォーム、商品購入フォーム、会員登録フォームなど、サイト内のコンバージョンにつながる各種のフォームを改良する仕事です。

フォームでの離脱をできるだけ減らして問い合わせ獲得につなげるのが狙いです。

僕の現場でもフォームの必須項目数を調整したり、目線の動きも考えて入力のしやすいフォームにすること、エラーメッセージの位置や、デザインなどで心理的に難しくないフォームにするなどを行っています。

フォームはシステム開発の領域ともあり、企画案やレビューを内製で行って、開発自体はエンジニアや外注先に依頼することが多いです。

UI/UXデザイン

UI/UXデザインは使いやすいWebサイトにする仕事です。

UIは使いやすいWebデザインを作ること、UXはユーザー体験を高めること、の意味で使われます。

ユーザーが操作しやすいサイトや迷わない情報設計、ガチャガチャしていないストレスなく使えるサイト、商品の認知・比較・検討・購入ができるまでのユーザー体験などから考える仕事です。

僕はデザインの企画から実装までを担当していますが、上司やユーザーの声を参考に改善してみたり、他のサイトで良い例があれば取り入れてみたりと、いろいろですね。
不定期ですが、思い立ったらすぐに着手する、という感じのやり方をしています。

UI/UXデザイナーが専属でいる場合や、Webデザイナーと一緒に仕事を進めることも多いです。

Webマーケターの仕事内容4. 効果検証・改善

Webマーケティングは仮説をもとに施策を打ち、効果測定し、改善するという、PDCAを常に回していく仕事。

Webマーケターは効果検証・改善を行うのも大事な仕事です。

Webマーケターはアクセス解析、ヒートマップ解析などを行います。

アクセス解析

効果検証と改善はとても大事な仕事です。

アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」やキーワード順位計測ツール「Googleサーチコンソール」を使ってKPIを管理します。

たとえば、オウンドメディアのPVが目標値に対して伸び悩んでいる時は、記事投稿頻度を上げたり、サイト全体に影響のある内部リンクを強化したり、古い記事もリライトするなど、他の追加施策の検討をしています。

ヒートマップ分析

ヒートマップ分析は、サイト内のユーザーの反応(スクロール率・クリックされた箇所)が分かります。

ヒートマップを導入できるツールはたくさんありますが、無料のMicrosoft Clarityなどはよく使われます。

ヒートマップはWebサイトのリニューアルやLP改善、コンテンツ改善などに使われます。

Webマーケターの仕事内容5. リピーター獲得のための施策

ファン・リピーターを作るための施策について説明します。

メールマガジン・LINEなど

メールは事前に会員登録している顧客リストに対しコミュニケーションをしていくツール。

メルマガ配信システムやLINEのお友達登録者に向けてメール送信します。

新着商品・サービスやセミナーの案内などを定期・不定期で配信するメールマガジン。

また、メルマガ登録日から1日目・3日目・5日目・7日目・10日目と全5回のストーリーでメールを送るなどのステップメールがあります。

僕はステップメールのリニューアル案件を経験していますが、結構頭を使いますね。
各回のメールの目的と載せる情報をどうするか、言い回しはどういう表現がいいか、コンバージョンリンクはどう誘導するか、HTMLメールであればデザインのトンマナはどうしたら読んでくれそうか、など。
ステップメール→LPや、ステップメール→購入ページへと誘導とすることが多いので、ライティングの部分もかなり推敲する必要があります。

SNS運用

SNSは集客のため意外にも、ファン・リピーターを獲得するためにも使われます。

ターゲットに刺さる情報発信をしてフォローしてもらう、新着の商品やキャンペーン情報を届ける、などの運用を行います。

Webマーケターの職種

Webマーケターは次のように、担当領域に応じて職種を細かく分けて呼ばれることがあります。

  • SEOコンサルタント:SEO対策の専門家
  • Web広告運用:Web広告運用の専門家
  • SNSコンサルタント:SNS運用の専門家
  • メディア編集者:メディア運営の専門家
  • 企画営業:顧客へのWebマーケティング施策のプランニングの専門家
  • Webアナリスト:アクセス解析の専門家
  • Web担当:事業会社(インハウス)のWebマーケター
  • 事業責任者:事業会社(インハウス)のWebマーケティング責任者
  • Webディレクター:Web施策全般のディレクションを行う

※職種の呼び方は会社によってさまざまなので、ポジション名と併せて実際の仕事内容を確認することが大事です。

Webマーケターの1日のスケジュール(僕の場合)

参考までに、人材会社のWebマーケターとして働く僕の、とある1日の流れを紹介します。

9:00 始業時間、朝礼
9:10 メール、Slack、Teams確認
9:30 管理サイト、運営メディアのPV、CVR、キーワード検索順位などのKPI進捗の確認
10:00 SEOコンテンツの記事構成案作り
12:00 昼休憩(昼食を食べながら情報収集やウェビナー試聴することが多いです)
13:00 メールチェック&すぐに対応できるものは処理
13:30 集客施策について社内部門と企画会議
15:00 企画会議内容で挙がった内容の情報収集・施策検討など
16:00 求人広告媒体との打ち合わせ
17:00 翌日の定例会の準備、残タスクのチェック
18:00 定時&退社

※残業は月5〜10時間くらい

よくある質問

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個人レベルで何かしらWebマーケティングをやった経験、そこでの成果が求められます。

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【ロードマップ】Webマーケティングを独学で身につける勉強方法(無料あり)
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