いきなりですが、Web制作はオワコンです。
でも、実はWeb制作には「オワコンになる部分」と「オワコンにならない部分」があります。
そこで今回はWeb制作がオワコンな9の理由と、Web制作がオワコンにならない3つの戦略をお話します。
Web制作がオワコンな9の理由
結論から言うと、「単にWebサイトを作る」という部分においてWeb制作はオワコンです。
理由は次の通りです。
- ①Web制作は参入障壁が低いので「ライバルが多い」
- ②Web制作の知識がなくても「簡単にWebサイトが作れる」
- ③デザインができなくても「テンプレートを選ぶだけでオシャレに仕上がる」
- ④自分で手を動かさなくても「AIがWebサイトを作ってくれる」
- ⑤必要な機能はプラグインを使えば「プログラミングがいらない」
- ⑥業者に高いお金を払わなくても「安価にサイトを作れる」
- ⑦Webサイト作成ツールを使えば「時間をかけずにサイトを作れる」
- ⑧Webサイト作成ツールを使えば「自分で簡単に更新できる」
- ⑨Webサイトは「結局、中身(コンテンツ)が大事だから」
これだけの理由から、専門業者に頼むまでもなく、自分で、簡単に、時間もお金もかけずにキレイな/カッコいいWebサイトが作れてしまうため、Web制作はオワコンになります。
順番に説明します。
①Web制作は参入障壁が低いので「ライバルが多い」
Web制作は参入障壁(学習コスト)が低いです。
Webデザインの基本原則やPhotoshopなどのツールの使い方などは本やネットで学ぶことができる上、基本をおさえてしまえばそこそこ良いモノが作れます。
プログラミングに関してもWeb制作のメインとなるHTMLとCSSはプログラミング言語の中でも難易度が低いことや、初心者向けの教材がごまんとあり、やる気さえあれば比較的簡単に習得できます。
なので、デザインとHTML、CSSをちょっと勉強すれば「Web屋を名乗れてしまう」くらい参入障壁が低いのでライバルが多いです。
②Web制作の知識がなくても「簡単にWebサイトが作れる」
Web制作の知識がなくてもWebサイトは作れます。
誰でも簡単にWebサイトが作れるサービスが沢山あるからです。
ホームページならWixやJimdo、ブログならはてなブログ、ホームページもブログも作れるWordPress、ランディングページならペライチ、ECサイトならBASEやSTORESといった具合です。
Webパーツを積み木のように組み上げることでWebサイトを作るイメージです。
なので極端な話、Webデザインの知識ゼロでも問題なくWebサイトが作れます。
③デザインができなくても「テンプレートを選ぶだけでオシャレに仕上がる」
デザインの知識/スキルがなくてもWebサイトは作れます。
先に挙げたようなWebサイト作成サービスであらかじめ用意されているテンプレートの中から自分好みのデザインを選ぶだけで、オシャレな/カッコイイWebサイトを作ることができるからです。
デザインの変更もテンプレートを変更するだけ。
Webデザインの知識も不要。
簡単ですね。
④自分で手を動かさなくても「AIがWebサイトを作ってくれる」
自分で手を動かさなくてもWebサイトは作れます。
『Wix ADI』や『ジンドゥー AI ビルダー』などのWebサイト作成サービスを使えば、業態や好みのデザインなどのいくつかの質問に答えるだけでAIがWebサイトを作ってくれるからです。
もちろんWebデザインの知識もプログラミングのスキルも不要。
今やAIがWebサイトを作ってくれる時代です。
⑤必要な機能はプラグインを使えば「プログラミングがいらない」
プログラミングができなくても欲しい機能が手に入ります。
フォーム、会員登録、予約システム、買い物かご、関連記事、人気記事ランキング、Twitterの埋込、Instagramの埋込、YouTubeの埋込など、Webサイトに欲しい機能の大半はWebサイト作成サービスや各Webサービス上で提供されているパーツやプラグインを組み込むことで実装できるからです。
大抵の機能はググれば見つかります。
⑥業者に高いお金を払わなくても「安価にサイトを作れる」
ホームページ作成業者などに高いお金を払わなくてもWebサイトは作れます。
Webサイト作成サービスを使えば、簡単に自分でホームページを作ることができ、月額1,000円もあれば立派なサイトを持つことができるからです。
「ドメイン(URL)にこだわらない」「最低限の機能だけあればいい」ということであれば無料でもWebサイトを作れます。
⑦Webサイト作成ツールを使えば「時間をかけずにサイトを作れる」
時間をかけずに自分でWebサイトを作れます。
Webサイト作成ツールを使えば、知識ゼロでも直感的にパーツを配置していくだけで簡単にWebサイトが作れるからです。
始め方も超簡単。
会員登録するだけです。
誰かに作ってもらうよりも、ずっと早くWebサイトを仕上げることができます。
⑧Webサイト作成ツールを使えば「自分で簡単に更新できる」
自分で簡単にWebサイトを更新できます。
Webサイト作成サービスやWordPressなどのCMSでWebサイトを作れば、自分で簡単に記事の更新や新規ページを作ることができるからです。
更新する度にわざわざ誰かに頼む必要もありません。
時間もお金も節約できます。
⑨Webサイトは「結局、中身(コンテンツ)が大事だから」
Webサイトは結局、中身(コンテンツ)が大事です。
どれだけ美しいWebサイトを作っても、掲載する商品やサービスの魅力、写真や動画、文章などのコンテンツを充実させなければ売上にもブランディングにもならないからです。
内容の薄いコンテンツ、魅力のないコンテンツでは信頼を失い、ファンが離れてしまいます。
企業ならビジネスにも悪影響が出てしまうでしょう。
Webサイトを作るときはデザインも大事ですが、それ以上に中身を重視することです。
Web制作がオワコンにならない3つの戦略
Web制作がオワコンにならない3つの戦略は次の通りです。
- ①Webサービスを作れる
- ②コンテンツを作れる
- ③クライアントのビジネスに貢献できる
①Webサービスを作れる
Webサービスを作れる技術力があればWeb制作はオワコンにならないです。
ECサイト、ビジネス、HR、営業、カスタマーサービス、SNS、動画配信、マンガサイト、エンタメ、Webサービス、Webシステムなど、どれを作るにしても高度な技術力が必要だからです。
Web制作に加えてWebサービスを作れる人材は重宝されます。
②コンテンツを作れる
コンテンツを作れる企画力・制作力があればWeb制作はオワコンにならないです。
情報を整理して分かりやすく伝える、買いたいと思ってもらうライティング力、クリックしたくなる画像、思わず聴きたくなるような音声、続きを見たくなる動画など、コンテンツを企画し作るには高いクリエイティブ能力が必要だからです。
Web制作に加えてコンテンツ作りができる人材は重宝されます。
③クライアントのビジネスに貢献できる
クライアントのビジネスに貢献できればWeb制作はオワコンにならないです。
ビジネスにおいてWebは数ある手段の中の一つ。
- どうやったら売上を上げられるか
- どうやったらコストを削減できるか
- どうやったら会員登録を増やせるか
- どうやったら集客できるか
- どうやったら採用できるか など
クライアントのビジネスを理解し、クライアントの目的を達成するためのWebサイト作りができる人材は重宝されます。
そのためには、Web制作に加えて業界知識をつけたり、クライアントのビジネスモデルを理解する、マーケティング力を磨くなどのスキルも必要です。
まとめ:Web制作をオワコンにしないためには+αの付加価値が大事
ここまで話したとおり「単にWebサイトを作る」だけのWeb制作はオワコンです。
Webサイトを作るだけなら誰でもできるからです。
そうならないためにはWeb制作に「+α」の付加価値をつけるのが大事です。
- 「Web制作 + Webサービスが作れる技術力」
- 「Web制作 + コンテンツが作れるクリエイティブ力」
- 「Web制作 + クライアントの目的を叶えるビジネス力」
こうすることでWeb制作はオワコンどころか何倍もの価値が出ます。
「Web制作はオワコン」と言われないために…!
僕自身も日々奮闘しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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