有給取得率はどれくらいあればホワイト?見方のポイントも紹介

有給取得率はどれくらいあればホワイト?有給取得率の平均はどれくらい?・・・そんな疑問ありませんか?

結論。有給取得率58%以上がホワイトの目安です。ただし、有給取得率だけではホワイトかどうかは分からないので、その他の条件も含めて判断することが重要です。

この記事では、5回転職した僕が、平均有給取得率のデータから、ホワイトな有給取得率の目安、調べ方、見方のポイントまでをまとめました。

有給取得率を見るときのポイント

有給取得率は、1年間に会社が全社員に付与した有給を、どれくらい消化したかを表す値です。あくまで、会社全体の取得率を見る値なので、当然、平均よりも多く有給消化している人もいれば、逆に、平均よりも少ない人もいます。

たとえば、1年間に有給を10日付与されて、6日使ったら、有給取得率は60%です。
→入社初年度に有給が10日付与されて6日取れるイメージです。

有給は勤続年数に応じて1年間に最大で20日付与されるので、勤続年数が長い人の場合、20日付与→12日使っていたとしても有給消化率は60%と低く出てしまうことに注意です。合わせて、年間有給取得日数も見ることで、どれくらい有給消化できるかイメージできます。

平均有給取得率

平均有給取得率は、厚労省の「令和4年就労条件総合調査」のデータで以下のとおりです。

2022年の平均有給取得率

平均有給取得率 58.3%
(平均有給取得日数 10.3日)

→平均有給取得率58%以上がホワイトの目安です。

2022年の業界別の平均有給取得率

複合サービス事業 72.4%
電気・ガス・熱供給・水道業 71.4%
情報通信業 63.2%
製造業 62.6%
その他サービス業 61.3%
学術研究、専門・技術サービス業 60.7%
医療、福祉 60.3%
運輸業、郵便業 59.5%
鉱業、採石業、砂利採取業 58.0%
金融業、保険業 56.8%
不動産業、物品賃貸業 55.5%
建設業 53.2%
生活関連サービス業、娯楽業 53.2%
教育、学習支援業 50.1%
卸売業、小売業 49.5%
宿泊業、飲食サービス業 44.3%

→業界によって44.3%~72.4%と、約30%もの開きがあります。
業界選びが重要なのと、業界平均を参考に応募企業の有給取得率と見比べて応募判断しましょう。

2022年の企業規模別の平均有給取得率

1000人以上 63.2%
300~999人 57.5%
100~299人 55.3%
30~99人  53.5%

→企業規模が大きいほど平均有給取得率も多くなっています。

有給取得率の調べ方

企業の採用ページ

企業の採用ページやホームページにある、「数字で見る〇〇」のようなページで確認できます。

就職四季報

就職四季報を見れば、年間の有休取得日数が分かります。

就職四季報は通常の総合版、優良・中堅企業版、女子版の3つがあるので状況に合わせて使いましょう。

転職サイト

dodaなどの転職サイトに掲載されている求人で有給取得率を確認できます。

dodaの場合:
企業ページ > 求人詳細 > 休日・休暇 など

転職エージェントに聞く

転職エージェントに掲載の求人は、転職エージェント側で有給取得率のデータを持っている場合があるので、登録して聞いてみると良いです。

ホワイト企業探しに役立つ転職サイトと転職エージェントのおすすめ8選
ホワイト企業探しに役立つ転職サイトと転職エージェントのおすすめベスト8を紹介します。

「企業名 有給取得率」でググる

「企業名 有給取得率」でググる方法です。
とはいえ、ネット情報は信ぴょう性が低いものもあるので、出典元が明らかなものを参照しましょう。

企業に直接聞く

有給取得率の情報が調べてもなくて、どうしても知りたい場合、面接の逆質問の時などに直接聞いてみるのも手です。

まとめ:有給取得率以外の条件も含めてホワイトか判断!

あらためてこの記事の結論。有給取得率58%以上がホワイトの目安です。ただし、有給取得率だけではホワイトかどうかは分からないので、その他の条件も含めて判断することが重要です。

年間休日、勤続年数、離職率、業界、仕事内容、社風なども含めて自分に合うかを考えて選びましょう!

自分の適職やストレス要因を知りたい時にはミイダスのコンピテンシー診断がおすすめ。めちゃ当たるのでまだ受けてない方は受けておくと良いです。

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この記事を書いた人
マサキ

人材会社のマーケター。事務→事務→事務→営業→Webディレクター→マーケターと5回転職。人材業界歴は営業3年+マーケター4年の計7年。ブラックもホワイトも経験してきた体験談から「ホワイトに転職するための転職ノウハウ」を発信しています。

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