5回転職した僕が、転職を成功させるために絶対押さえておくべきポイントをまとめたロードマップを紹介します。
転職ロードマップの全体図
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転職ロードマップの各ステップについて詳しくは以下で説明します。
転職ロードマップ:転職準備
1. 転職の目的を洗い出す
「なぜ転職したいのか?」
まずは、転職の目的の確認から始めましょう。仕事内容や、給料、福利厚生、人間関係、労働時間など、思いつく限り書き出してみて、現状の不満点を把握しておくとこの後スムーズです。
2. 自己分析する
自分の職業適性を調べる
僕の経験談として、自分に向いている仕事から仕事を選ぶと楽しく、成果を出しやすいです。なので、自分の適職を知ることはかなり重要です。
適職診断には全147職種の中から自分に向いている仕事が10段階で分かる、ミイダスのコンピテンシー診断がおすすめです。
職種選びとキャリアプランをイメージ
僕の経験上、興味がない仕事はなかなか覚えられなくて辛いし、成果も出にくいです。なので、自分が興味のある職種を選ぶのが基本になります。職種選びで迷っている人は自分に向いている仕事から選ぶのをおすすめします。キャリアプランはどうするか、を何となくでも良いのでイメージしておきましょう。
業界選び
業界も自分が興味のある業界を選ぶのが大前提です。
業界選びで迷っている人は、業界地図や年収の高い業界ランキング、dodaなどの総合型転職サイトを眺めてみるとヒントになると思います。
3. 希望条件を具体化する
転職の絶対条件を3つに絞る
転職の軸になる、希望条件をまずは一覧で挙げましょう。僕の経験上、以下の項目は特に転職後にギャップを感じたり、不満に感じやすい項目です。
・職種
・社風
・仕事内容
・年間休日日数、休みの日
・勤務時間:始業時間と終業時間
・年収
・勤務地
希望条件を一覧化したら、その中からこれだけは絶対叶えたい!という最低条件を3つ決めておくと、転職活動を効率的に進められるし、内定時の判断に迷いにくくなります。
参考までに、僕の場合はWebマーケターとしてSEOとLP制作、コンテンツマーケティングができること、年収500万円以上が絶対条件でした。
4. 応募書類を作る
履歴書
履歴書は、まず写真が大事。明るく人の良さが伝わる表情のものを使いましょう。経歴に穴がないように書くこと、志望動機は応募企業の商品・サービス・独自の取り組みなどその企業を表すキーワードを入れること、空欄を全て埋めましょう。
職務経歴書
職務経歴書は、冒頭に職務要約をつけてこれまでの経歴を伝えつつ、実務経験や仕事外で身につけた知識・スキルから、応募職種にどう活かせるかを書きましょう。
Web系なら、ポートフォリオも用意
Web系職種への転職時はポートフォリオがあったほうが有利になるので、必ず作りましょう。ポートフォリオの作り方は以下の記事を参考にしてください。
未経験なら、あると有利な知識やスキル・資格を調べる&勉強する
未経験の業界や職種への転職時は、持っていると有利になる知識・スキル・資格を調べて、独学やスクールで身につけましょう。職務経歴書に盛り込んで、アピールしたほうが良いです。
5. 転職サイトと転職エージェントに登録する
求人情報を集めるために、転職サイトと転職エージェントに登録しましょう。
転職サイトよりも転職エージェントのほうがキャリア相談ができる、ブラック企業の求人が少ない、模擬面接してくれる、希望年収で企業に交渉してくれるなど、メリットが圧倒的に多いので、なるべく転職エージェントを優先して使うと良いです。僕が使った中でおすすめはdodaです。
転職サイトはスカウトをもらう使い方が、面接に行きやすいのでおすすめ。僕のおすすめは総合型でオールマイティなdodaと、IT業界特化のGreenです。
僕の5回の転職で使った中からのおすすめ転職サイト・転職エージェントは以下にまとめています。
転職エージェントとの面談で足りないものをアドバイスしてもらう
転職エージェントとの初回面談では、希望条件を伝えた上で、転職できる可能性や、現時点で不足していることを聞いてみましょう。足りない部分は、転職準備期間中に独学やスクールで勉強すれば、この後の転職がスムーズになります。
知人の伝手があればリファラル転職も狙う
知人の会社でリファラル採用をしている会社があれば、話を聞いてみると良いです。僕は2回リファラル転職しましたが、圧倒的に内定が出やすいので転職活動のストレスがなく転職できるのでおすすめ。リファラル採用の詳しいやり方は以下の記事に書いています。
6. 転職活動に必要なものを準備
転職活動に必要なものがあれば買っておきましょう。必要なものは狙っている業界や職種でかなり変わります。
・転職用のメールアドレス
・スーツ、靴、鞄 など
転職ロードマップ:転職活動本番
1. 求人応募
ホワイト企業のチェックリスト
転職するならホワイト企業一択ですよね。ホワイト企業を見分ける7つのチェックリストが以下になります。
2. 新卒の3年以内離職率30%以下、
年度別の離職率15%以下
3. 平均年収458万円以上
4. 年間休日120日以上
5. 月間平均残業24時間以下
6. 有給取得率58%以上
7. 働き方の多様性が高い
7つのチェックリストについて詳しくは以下の記事で解説しています。
ブラック企業だけは絶対回避
ブラック企業だけは絶対避けるために、以下の記事を参考に、求人票をチェックしましょう。
ブラック企業じゃないかの確認は口コミサイトもフル活用。たいていの企業の口コミが見つかる転職会議がおすすめです。
少しでも興味があればエントリーする
転職活動は落ちて当たり前なので、応募数が大事。未経験ならなおさらです。なので、興味があれば応募してみる、くらいの感覚で始めた方がうまく行きます。
2. 面接対策
よくある質問の回答を考えておく
面接でよく聞かれる以下の項目は暗唱できるように練習しておきましょう。
・業務説明
・志望動機
・退職理由
・自己PR
・長所・短所(強み・弱み)
・キャリアプラン
退職理由の伝え方に注意
面接では退職理由の伝え方次第で合否に大きく影響するほど重要。面接官からして、言い訳がましくないか、他責にしていないか、を確認しましょう。短期離職をしている人は特に注意が必要です。以下の記事を参考にしてください。
逆質問を用意する
逆質問をしないと興味がない、熱意がないと減点される可能性があるため、逆質問は毎回必ずしましょう。逆質問で興味・熱意を伝えるためには以下のように仕事に関する質問をするのが効果的です。
・どんな仕事から担当するのか
・配属先のメンバー構成
・繁忙期
・未経験から入社した人はいるのか など
※福利厚生や給料は求人票や採用ページや、転職エージェント経由で聞いたほうが良いです
面接の過去問の入手方法
面接の過去問は、転職エージェントに聞くか、転職会議で入手できる可能性があります。
不安なら転職エージェントに模擬面接してもらう
初めて転職する時や、面接が不安な時は転職エージェントに模擬面接をお願いしましょう。
相手に与える印象に気を付ける
面接は、求職者側も企業側もお互いに人柄や社風が合うかを確認する場であることを改めて意識しておくのが大事。
清潔感のある身だしなみ、相手の目を見て話すこと、謙虚さ、誠実さ、明るさ、ポジティブさなど、「一緒に働きたい」と思ってもらえるように、好感度を意識しておきましょう。
3. 上手く進んでいなければ軌道修正する
本格的に転職活動を始めて1か月経っても、書類選考で落ちて面接すらたどりつけない、いつも1次面接で落ちてしまうなど、転職活動が上手く進んでいない時は、軌道修正した方がいいです。たとえば以下の点を見直してみてください。
・職務経歴書は応募職種に刺さる内容か
・希望職種を見直す(経験があると有利)
・希望業界を見直す(経験があると有利)
・希望条件の緩和(とくに年収)
・身だしなみ、清潔感があるか(第三者に見てもらう)
転職ロードマップ:内定獲得後
1. 転職の絶対条件が叶うか必ず確認してから返事する
内定が出たら、転職条件を満たすか確認しましょう。内定後はだいたい1週間くらいで入社するかどうかを判断する必要があります。以下は特に重要な項目です。
・仕事内容
・役職
・休日
・勤務時間
・勤務地(通勤時間)
・給料
・福利厚生
全て叶うことは難しいですが、年収などの最低条件が叶うか、妥協できる範囲かを確認しましょう。
迷うようなら、転職エージェントの担当者に迷っているポイントを相談したり、あらためて口コミサイトで評判を確認しましょう。
2. 退職申し入れと、引継ぎ
退職手続き、引き継ぎは卒なくすること。
できるだけ円満退職できるように、退職スケジュールには余裕を持って調整することが重要です。
まとめ
転職は迷うし、失敗したくないから怖いし、だれもが不安なものです。僕も5回転職しましたが、そうでした。もし迷ったら、僕の経験上、最後は人の良さ、フィーリングが合うかで選ぶと失敗しにくかったです。
今回紹介した転職ロードマップで、少しでも不安や迷いを解消できたなら幸いです。
以下の記事も転職にお役立てください。