今回は人材業界歴7年目の僕が、「ずっと求人が出ている会社は危ないのか?」という疑問に答えます。
1. 事業拡大中ならポジティブに捉えて良い
ずっと求人が出ているのは、事業拡大中だからかも。
この理由ならポジティブに捉えて良いです。求人の募集背景などで「事業拡大のため」などと書かれていることが多いです。
何の事業を拡大中なのか?は突っ込んで見ておきましょう。面接時に聞くのも手です。
2. 人気のない仕事の可能性あり
ずっと求人が出ているのは、人気のない仕事だからかも。
たとえば新規開拓営業は人気のない仕事の代表格です。応募がこないので、どの会社も年中求人を出している状態です。
とはいえ、大事なのは自分が面白い仕事と思えるかどうか。世間的な仕事の人気・不人気は気にしなくて良いです。
3. 特別な資格や経験が必要でなかなか採用できない
ずっと求人が出ているのは、特別な資格や経験が必要でなかなか採用できないからかも。
求める人物像がピンポイント過ぎたり、その会社の事業分野がニッチ過ぎて対応できる人がなかなか見つかっていないパターン。
求人の必要スキル・経験欄を見て、「要求レベル高っ!」… と思う求人です。自分が要件を満たしている&仕事内容や難易度が問題ないなら受かりやすいので有利。
4. 全国の支店で同時募集している
ずっと求人が出ているのは、全国の支店で同時募集しているからかも。
全国展開している企業などでよくあることで、勤務地・給料・仕事のエリア特性などで採用予定人数に達しない支店・店舗で、枠が埋まるまでずっと求人を出すパターンです。
自分にとって魅力的な仕事であるか?が大事なので、このパターンで求人がずっと出ているなら特に気にしなくて良いです。
5. 内定辞退者・退職者などを見越して採用している
ずっと求人が出ているのは、内定辞退者・退職者などを見越して採用しているからかも。
単にバッファ・保険をかけて募集しているだけのパターンです。
このパターンの裏付けを取るのは難しいので、気にしないしかできないです。なので、気にせず面接時に今回採用予定の人数・役割・配属チームの体制などを聞いて、どんな働き方になるのかイメージしておきましょう。
6. 優秀な人材が見つかるまで粘っている
ずっと求人が出ているのは、優秀な人材が見つかるまで粘っているからかも。
たとえばマネジメント歴5年以上、事業立ち上げ経験者、役員経験者、フルスタックエンジニアなどのハイクラス・高スキル人材は各社奪い合い。なので、長い目で見て接点を作るためにずっと求人を出している可能性があります。
必要スキル・経験を見れば、「あーこの経験・スキルレベルのある人はそうそういないよね」とわかります。
自分が応募要件を満たすなら受かりやすい求人です。
7. 離職率が高く常に人手不足ならキケン
ずっと求人が出ているのは、離職率が高く常に人手不足ならキケンかも。
仕事がきつい、ノルマが厳しい、長時間労働を強いられる、休みが取れないなどのブラック企業の可能性もあります。
離職率は、就職四季報などで確認できます。
離職率の見方は以下の記事も参考にしてください。
というわけで以上です。
求人票のやばい会社を見分ける方法については以下の記事で解説しています。
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