「食品メーカーはブラック?」「やめとけ?」 ・・・と気になっている方向けに、新卒で大手食品メーカーに入社し、物流センター配属の物流管理事務として2年半働いた僕が答えます。
食品メーカーはやめとけ?結論:人による
結論。食品業界で長くキャリアを作っていきたい人におすすめ。
食品メーカーに抱く「キラキラした仕事」のイメージは、だいたい本社の営業や管理部門などのこと。製造工場勤務などの現場配属も多いです。
また、身につくスキルもニッチなものなので、キャリアは同じ食品業界・職種への転職が基本になります。工場・物流センター勤務だと、淡々、黙々と、ルーティンワークをこなす仕事になるので、それを希望する人には工場・物流センターの仕事は合うと思います。
僕が食品メーカーを辞めた3大理由
1. 全国転勤が嫌だったから
大手の食品メーカーは総合職だと2〜3年で全国転勤がデフォルト。
僕は元々、地元・東京勤務希望で就活をしていて、「東京本社勤務になりそう」という言葉を鵜呑みにして入社。初任配属が関西になり「話違うじゃん・・・」とテンションがダダ下がり。全国転勤するキャリアプランが合わなかったです。
2. ルーティンワークに飽きた
仕事は毎日がルーティンワーク。朝・昼・夕の巡回、4S、担当商品の入出庫状況の確認、月末の棚卸しの無限ループ。むしろイレギュラーはなるべくあってはならない仕事だった。
僕はルーティンワークが苦手なタイプなので合わなかったです。
3. 休みが少なく、連休なし
休みは水曜日と日曜日の週休2日制。祝日は出勤日でした。元旦だけ休みで、年間休日は105日。
僕がいた物流センターは365日稼働なので、GWやお盆や年末年始も連休はなし。配属チームによっては、早番と遅番の人がいたり、夜勤ありのシフト勤務の人もいました。
地元から離れて働いたこともあって、連休は欲しかったですね。
それでも2年半勤務した理由
1. 人に恵まれた
そんな環境でも、僕が2年半働けた理由は、人に恵まれたから。
東京から1人やってきた生意気な僕を、神戸の人たちはみんな暖かく受け入れてくれた。上司も先輩も尊敬できる人だったし、時に喧嘩することもあったけど、笑いの絶えない日々を送れた。
新卒で勤めた食品メーカーを辞めたあと、東京に戻って2社連続でブラック企業に入社することになりますが、今考えても、やっぱり何だかんだ言って選ぶべき基準は「人」なんだなと思います。
2. 給料・手当も満足
dodaの平均年収ランキング2023年版のデータで食品メーカーの平均年収は426万円。全体平均が414万円なので、平均より少し高い程度。
ただし、大手食品メーカーだと手当が大きい。給料とは別に住宅手当がたしか5万円以上出たり、家族手当、単身赴任手当など、手当が多く出る。
僕は大手だったので、新卒一年目の一人暮らしでも月に10万円以上貯金できた。なので、給料・待遇面は満足でした。
というわけで以上です。
食品メーカーに興味がある人は、とにかく自分の適性とキャリアイメージが合うかが大事です。自分の仕事の向き不向きを知るにはミイダス(登録無料)のコンピテンシー診断がおすすめです。