就職・転職でやったほうが良いこと・成功ノウハウを手に入れる機会が多いと思いますが、それと同じくらい、「やらないほうがいいこと」を押さえておくことは重要です。
今回は、5回転職した僕の経験談から、就職・転職で「これだけはやめとけ」と言える6つのことをお伝えします。
就職・転職で「これだけはやめとけ」なこと
1. 自分の向き・不向きを把握しない
就職・転職で自分の向き・不向きを把握しないのはやめとけ。
仕事は、適性があるか・ないかで、習得スピード、結果の出しやすさ、仕事の工夫・アイディアが出てくるか、社内評価に天と地の差が出るからです。社会人経験がない・浅い、新卒の就活や、20代の転職で特にこれが言えます。
実際、僕は自分に向いていないと気づかずに事務職を選んで、新卒から3社連続で失敗しました。仕事がつまらなく、覚えるのが辛かったし、社内調整、マルチタスクやスピード感など、がんばっても改善できないことが多くあり、とても苦労しました。3社失敗して自分に向いている仕事に気づくことができてからは、営業・Webディレクター・マーケターと3職種経験してきましたが、どれも楽しく、結果も出て、上手く行きました。
自分の向き・不向きを知るにはミイダスのコンピテンシー診断を受けると良いです。
2. 短期離職
就職・転職で短期離職はやめとけ。
なぜなら、就職・転職で短期離職は相当なハンデを負うことになるからです。僕が3か月・半年の2回短期離職をしたときは、まず書類選考の通過率が下がるし、必ず面接で突っ込まれるし(1次面接から圧迫面接化する)、など、転職活動の難易度がベリーハードモードになりました…。
なので、できるだけ短期離職は回避したほうがいいです!
ただし、例外もあって、ブラック企業に勤めていて体力的・精神的に限界、長時間残業やパワハラなどの労働環境が著しく悪いなどの場合は別。カラダを壊してしまっては人生を棒に振ってしまうので、この場合だけは逃げるが勝ちです。僕もブラックな職場が原因で体調不良が出始め、「このままだとヤバい」と思い2社辞めた経験があります。
※短期離職をしてしまった場合の挽回方法は以下の記事に書いたので参考にしてください
3. 先に退職する
転職で先に退職するのはやめとけ。
無職の状態は、転職活動で不利になるし、転職で失敗するリスクが上がるからです。僕の経験上、書類選考の通過率が下がるし、退職理由や先に辞めてしまった理由を問われるようになります。転職活動が上手く進まないと「自分は社会から必要とされていないんだ」とマイナス思考に陥ることもありました。さらに、転職活動が長引くにつれて貯金が徐々に減っていくと将来が不安になるし、「早く就職しないとマズい」と焦って、妥協してでも転職先を決めたくなります。
なので、次の転職先を決めてから辞めることが当たり前ですが原則です。
ただし、短期離職の場合と同じく、ブラック企業に勤めているなどで精神的・肉体的に限界な状態、やむを得ない状況なら先に辞めるのも正解です。
※以下の記事に挽回方法を書きました
4. 他責思考
就職・転職で他責思考はやめとけ。
何でも他責にする人・批判的な人を企業は採用したくないからです。これは、たとえブラック企業だったり、過酷な環境だったとしても同じです。
僕は面接で「入社後に話が違った」「ブラックだった」などの事実を伝えていた時期は面接で落ち続けました。1次面接から圧迫面接になったり、最終面接の1時間みっちり説教されたなんてこともあります。失敗し続けた原因は自責思考が欠けていたからです。面接に落ち続け、他責思考が嫌われることに気づいてからは「企業研究が足りなかった」「続ける努力が足りなかった」と自責の退職理由に変えてから、状況が一変。面接でほとんど落ちなくなりました。
なので、どんな状況であれ、会社や環境のせいにしてはダメです。面接の場では、本心じゃなくてもいいので自責で伝えましょう。
5. 総合職に希望条件を期待する
就職・転職で総合職に希望条件を期待するのはやめとけ。
総合職は会社の都合で人事が決まる雇用形態。なので、希望条件は叶わないものだと思っておいた方が良いからです。
僕は新卒で地元・東京勤務を希望している中で総合職を選び、本社は東京にあるし、人事にも「自宅から通えますね」と言われて地元勤務が叶うだろうと期待して入社しました。が、希望通りにならず失敗しました。当時は騙された…と会社不信になりましたが、そもそも総合職への理解が甘かった自分が悪いです。
なので、配属の仕方、入社後のキャリアパスは要確認を。業界や社風で大きく違うので、僕のようにどうしても譲れない条件があれば、個別に確認したほうがいいです。
エントリー前に採用ページや転職会議などの口コミサイトをよく確認する、会社説明会や面接時に配属やキャリアパスを聞くなどしましょう。
6. 辞めた会社と縁を切る
転職で辞めた会社と縁を切るのはやめとけ。
理由は、退職後も一緒に仕事をすることになったり、転職時の助けになってくれる可能性があるからです。実際、最近は企業がアルムナイ転職(出戻り転職)を積極化している動きもあるくらいです。
レアケースだと思われがちですが、僕は実際に2回ありました。僕がWebディレクターで客先常駐で働いていたときに、常駐先の会社が代わっても同じ協力会社さんと仕事をしたり、前々職の知人経由でリファラル転職することになったりしたからです。辞める時は想像もつきませんが、業界って案外狭いものだし、何がきっかけで転職につながるかはその時まで分からないものです。
なので、よほど嫌な会社や人間関係で金輪際縁を切りたい、と言う場合を除いて、会社を辞めてもたまに情報交換する、SNSでゆるく繋がっておくなど、そういうやり方が良いと思います。
まとめ
今回紹介した就職・転職で「これだけはやめとけ」といえるのは以下6つです。
2. 短期離職
3. 先に退職する
4. 他責思考
5. 総合職に希望条件を期待する
6. 辞めた会社と縁を切る
※ブラックで精神的・体力的に限界などのやむを得ない状況なら逃げるのが正解など、例外もあります
少しでも参考になれば嬉しいです。
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