20代で次の仕事を決めずに退職しても大丈夫?仕事辞めたいけど次がない… と悩んでいませんか?
結論。20代なら次を決めずに退職しても何とかなるので大丈夫。20代はいくらでも仕事があるし、未経験からの挑戦もできます。ただ、転職では先に退職していることがデメリットになることも多いので、やむを得ない場合を除いてできるだけ慎重に動いた方がいいです。辞めるにしても、できるだけ在職中に転職活動の準備を進められると良いです。
今回は20代で次の仕事を決めずに3回退職した僕の経験談から、次の仕事を決めずに退職するメリットとデメリット、対処法を解説します。
20代で次を決めずに退職するメリット
1. 仕事のストレスから解放される
先に退職することで、仕事のあらゆるストレスから解放されます。
僕も人間関係や社風が原因で先に退職することを決断した時は、このメリットが最も大きかったです。
2. じっくり自分自身と向き合える
僕は28歳で3回目の転職をしましたが、当時は流石に短期離職3回目だったので苦労しました。
そんな中、自分自身と半年間かけて向き合える時間が取れたことは大きなメリットでした。
実際、自分と向き合う時間が取れたからこそ、自分に向いている仕事が見つかったし、人生も好転しました。
3. 転職活動に集中できる
1回目の転職の時に感じたことです。
当時は神戸で仕事をしていて、地元・東京へのUターン転職を希望していました。
当時は水曜日と日曜日休みという職場で、今のようなWeb面接も無く、面接に通うのも金銭的に現実的ではなかったので、先に退職して地元に戻ってから転職活動をしました。
先に辞めたことで引越し→転職活動がスムーズに行えたので、メリットでしたね。
20代で次を決めずに退職するデメリット
1. 空白期間ができて経歴が汚れる
先に辞めると、履歴書の空白期間ができて、経歴が汚れます。
当然ながら、経歴に空白期間がないのがベストで、あってもなるべく短い方が良いです。
2. 収入が途切れ生活が苦しくなる
先に仕事を辞めると、食費も家賃も水道光熱費も通信費も、住民税も保険料も年金も、全部固定費として出ていく一方。
生活が苦しくなるので深刻です。
貯金があっても長期化するときついです。
3. 妥協して転職先を決めて失敗する可能性がある
仕事を辞めてからの期間が長びいて焦ったり、経済的に苦しいなどの理由で妥協した転職をする可能性があります。
そういう時は気持ちが焦るあまり、条件の確認漏れや、本当は希望しないのにその場しのぎで話を進めてしまうなど、失敗する可能性があります。
4. なかなか次の仕事が決まらないと精神的に辛い
退職してからなかなか次の仕事が決まらないと、精神的に辛い時があります。
自暴自棄になったり、マイナス思考になったり、メンタルが落ち込む場面も。
5. 離職期間が長引くと転職で不利になる
離職期間が長引くと転職で不利になります。
半年以上のブランクは転職活動で不利になる可能性があります。
20代で次を決めずに退職したい時の対処法
1. 辞めたい理由を整理する
まずは、辞めたい理由は何か?今の職場で解決できないか?を考えましょう。
嫌なことからの逃げの転職だと、今の職場を辞めたとしても次に同じ場面に出会した時にまた退職を繰り返してしまいます。
誰もが壁にぶつかるものなので、早いうちに「乗り越えた!」という成功体験を作っておくと困難に立ち向かえるようになります。
「仕事が向いてない」「仕事がつまらない」というときは、ミイダス(登録無料)のコンピテンシー診断を受けると自分の向き不向きが分かるのでおすすめです。
2. 上司に相談する
仕事内容や職場環境面などに問題があるなら、上司に相談できるようなら、改善できないか?相談してみましょう。
いきなり退職届を出すのではなく、まずは、キャリアや仕事の悩み、環境面の悩み、人間関係の悩み、など、今の職場で解決できる方法がないかを探ることが大事です。
3. 仕事を休んで体を休める
心や体が疲れていると思ったら、ひとまず休息をとって体を休めてみましょう。
溜まっていた有給を一気に使ったり、本当に心身に支障が出ている場合は休職制度を利用するなど、一旦仕事から離れてみることです。
4. 3か月分の生活費を確保する
先に仕事を辞めると生活費が出ていく一方なので、最低3か月分の生活費を確保しておきましょう。
場合によっては実家に帰る、友達に居候させてもらう、公的機関からお金を借りるなども検討を。
5. できるだけ現職中に転職活動しておく
ベストなのは現職中に転職先を決めること。
それができなくても、退職する前に転職サイトに登録する、転職エージェントに相談に行く、職務経歴書を最新化しておく、などの転職活動の準備を進めておくことで、その後の転職活動がスムーズになるし、精神的にも余裕ができます。
僕のおすすめの転職活動の手順は以下の記事にまとめています。
20代で次が決まっていなくても退職したほうが良い人の特徴
1. 精神的・肉体的に疲弊している人
パワハラ、いじめ、過労など、精神的・肉体的に疲弊している人は、カラダを壊さないうちに辞めた方が良いケースがあります。
なにごともカラダが資本です。
2. やりたい仕事があるけど、転職活動の時間が取れない人
転職したいけど、忙しくて仕事が休めない、遠方過ぎるなど、時間が取れない人は先に辞めた方が良いケースがあります。
タイムイズマネーです。
3. ブラック企業に入ってしまった人
仕事内容が嘘、聞いていた条件と違う、パワハラ、モラハラ、セクハラの横行、給料が支払われない、黒い商売をしている、など、ブラック企業に長くいても損しか無いので、早々に見切りをつけた方が良いケースがあります。
先に退職した時にやっておくべき手続き
先に退職したら、なる早で国民健康保険への切り替えと、失業保険がもらえないか確認・申請しましょう。
お金に余裕がなければ、国民年金の免除申請もしておきましょう。
・健康保険の切り替え(国保に加入する)
・失業給付金がもらえるか確認(もらえる場合は申請)
・国民年金の免除申請(お金に余裕がない場合)
僕は20代で次を決めずに3回退職しました
僕は20代の3回の転職の全てで、次の仕事を決めずに退職しました。
3社での退職理由です↓
1社目:Uターン転職希望だが、距離が遠かった
2社目:ブラック企業からの脱出(社風と人間関係)
3社目:ブラック企業からの脱出(上司との人間関係)
ブラック企業に連続で当たりましたが、やばいと思ったら早々に脱出しました。