中小企業への就職はやめとけ?経験者がメリット・デメリットを紹介

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中小企業への就職はやめとけ?中小企業で働くメリット・デメリットは何? そんな疑問ありませんか?

結論。中小企業で働くのはメリットもデメリットもどちらもあるので、一概にやめとけとは言えないです。自分の働き方の価値観に合うかどうかで判断するのが良いです。

この記事では、5回転職して大企業も中小企業も経験してきた僕が、中小企業で働くメリットとデメリットと、実際どうなのか?を紹介します。

中小企業への就職はやめとけと言われる理由・デメリット

1. 給料が安い

本当。一般的に、大企業に比べて中小企業のほうが給料は低い。ただし、業界や職種・役職など、会社による。

中小企業は大企業ほど昇給が見込めない会社が多いので、入社時の給料が重要。なので、転職時は必ず希望年収が叶うか確認を。必要時は年収交渉もしましょう。

2. 退職金がない

会社による。僕は中小企業4社に勤めたうち3社は退職金制度がありました。

退職金は当然、無いよりあった方が良いので、求人内容を確認した上で応募しましょう。

3. 専門スキルが身につかない

ケースバイケース。商流や職種によるところが大きく、大企業の下請けをメインに行う会社では、専門スキルが身に付きにくい。中小企業は大企業に比べて業務に首尾一貫して取り組めることが多いので、実務スキルが身につく。

たとえば、僕は今、人材系の中小企業でWebマーケターをしていますが、Webデザイン、コーディング、ライティング、新卒採用・中途採用、営業企画、オンライン以外の就職フェアやチラシ作成など、幅広い仕事ができていて、スキルをメキメキと(笑)伸ばせています。

4. 将来性が不安定

大企業に比べて中小企業のほうが倒産リスクが高いのは本当。ただ、業界動向や会社の独自性や強みによるところが大きい。

なので、中小企業に就職するなら、業界選びと会社選びが重要。10年で9割の会社が倒産すると言われるくらいなので、設立10年以上の会社を選んだほうが安心です。

5. 福利厚生が少ない

大企業に比べて中小企業のほうが福利厚生制度が少ないのは本当。ただ、大企業でも会社による。また、使わない制度が多くても意味がない。

福利厚生重視で探すときは、募集要項や企業の採用ホームページなどをよく確認した上で応募しましょう。

6. 社長の気分で経営方針が変わる

会社による。大企業も同じだろうけど、中小企業のほうが社長との距離が近い分ワンマン化・トップダウン化しやすいかも。

社長がワンマンかどうかは、社長が前に出たがるかどうかで判断すると良いです。自社ブログやSNSでの投稿頻度や投稿内容、メディア露出、求人への露出など。あとは口コミサイトも合わせてみればだいたいわかります。

7. 労働環境がブラック

会社による。これは大企業も一緒なので、中小企業=ブラックとはならない。

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8. 知名度が低い、社名を自慢できない

これは本当。働く企業のブランド名を重視している人、異性からモテたい人は大企業に就職した方がいいです(笑)

9. 使える予算が少ない

本当。大きなプロジェクトで大きな予算を動かしたい人は大企業を狙いましょう。

10. 大規模なマネジメントは経験しにくい

これは本当。大人数の部下を持つ、多くの協力会社と仕事をするなど、規模の大きなマネジメントをしたい人は大企業を狙いましょう。

中小企業に就職するメリット

1. 裁量の大きい仕事ができる

中小企業は大企業よりも自分の決定権でできる仕事、影響力や責任が大きな仕事を担当しやすく、やりがいが大きいです。

自分の判断・責任の下で仕事をしたい人に中小企業は向いています。

2. 自分の意見が通りやすい

中小企業は大企業よりも自分の意見が通りやすいです。プロジェクトの関係者や社員数が少ないので、自分の意見の比重が大きく、自分でプロジェクトを主導できるのがやりがいになります。

自分のアイディアや意見を仕事に活かしたい人に中小企業は向いています。

3. 若いうちから成長できる

中小企業は大企業よりも業務の範囲や裁量の大きさ、意思決定のスピード感など、経験・スキルが身につくので、若いうちから成長できます。

20代の若いうちからスキルをつけたい人に中小企業は向いています。

4. 意思決定が早い

中小企業は大企業よりも意思決定のスピードが早いです。僕も中小企業で働く中で、決裁に絡む人が少なく、すぐにイエス・ノーが出る点がメリットに感じています。

仕事にスピード感を求める人に中小企業は向いています。

5. 経営者や一緒に働く社員の距離が近い

中小企業は大企業よりも経営者や社員同士の距離が近いです。大企業で働くと顔がわからない本社の人・支店の人と仕事をすることが多いですが、中小企業だとそれがないので、社員同士の距離感にリアルさがあり、安心感が出ます。

経営者や社員との距離感近く仕事がしたい人に中小企業は向いています。

6. 多くの大企業を支えているやりがいがある

中小企業は大企業の下請けや、協力会社として一緒にビジネスをする機会が多いです。そのため、中小企業の取引先は多くの大企業であり、裏方・サポート役として世の中や大企業のビジネスに貢献しているやりがいを感じられます。

大くの大企業案件に携わりたい人にも中小企業は向いています。

7. 働き方の特別ルールが適用されやすい

中小企業はフレックス、在宅勤務、有給取得など、働き方の融通が利くのがメリットです。中小企業は小回り・柔軟性が効くので、人ごとの特別ルールが適用されやすい、と言ったところでしょうか。

8. 昇進が早い

中小企業は大企業よりも昇進が早いのがメリット。大企業だと下積み3~5年でやっと役職がついて、10年、20年と長い期間で徐々に役職が上がっていく感じですが、中小企業は年単位(場合によっては3か月、半年とか)で役職が上がっていくケースがあり、昇進スピードが早いと言えます。

役職を持って大きな仕事をしたい人、早く部下を持ちたい人に中小企業は向いています。

9. 転勤が少ないので生活リズムが安定する

中小企業は大企業よりも転勤が少ない(ない)のがメリット。家族や育児環境、住宅購入など、生活スタイルが安定します。僕はこのメリットをかなり大きく感じています。

転勤したくない人に中小企業は向いています。

10. 異動が少ないので精神的に安定する

中小企業は大企業よりも異動が少ないのがメリット。ジョブローテーションごとに新しい部署や仕事に適応するストレスが少ないです。一方で、ゼネラリストへのキャリアパスは作りにくいのがデメリット。

自分のやりたい仕事に集中して取り組みたい人に中小企業は向いています。

まとめ:働き方の価値観が合うかが大事!

あらためて結論。中小企業で働くのはメリットもデメリットもどちらもあるので、一概にやめとけとは言えないです。自分の働き方の価値観に合うかどうかで判断するのが良いです。

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