就職・転職に失敗して辛い…、苦しい…。
そんな、就職・転職に失敗して後悔していたり、キャリアにコンプレックスを抱えている方へ。
この記事を書いている僕自身、20代の就職・転職で、「入社前に聞いていた話と違う」「求人票には残業ほぼ無しだったのに、サービス残業100時間以上あった」「配属先がパワハラ上司だった」などが原因で、3回連続で短期離職をしました。
短期離職した直後の転職活動は当然上手く行かず、たまに面接に進んだと思ったら1時間説教された上に落ちるなど、人生終わったかも…と絶望を味わいました。ただ、そんな状況でも、諦めずに希望を持って転職活動したことで何とか人生を挽回することができました。
今回は、そんな僕の経験談から、就職・転職で失敗して辛い、苦しいときにやると良いことをご紹介します。
【初めにやること】次の失敗を避けるために原因を洗い出す
就職・転職で失敗したときに初めにやるべきことは、次こそ絶対に失敗しないために、失敗の原因を洗い出すことです。
以下の指標を参考に、失敗した原因を挙げてみてください。
その仕事への適性はあった?
その仕事への適性はあったのかを確認しましょう。
専門知識や実務スキルが足りなくて対応できない、がんばっても仕事が覚えられない、仕事がつまらないなどは、そもそも仕事が向いていなかった可能性があります。
僕は事務職適性がないことに気づかず、3社失敗しました。僕の場合は「マルチタスクができない」「ルーチンワークが苦手」と、事務をやるにはかなり不向きでした。向いていない仕事はかなり辛いものがありました。
その業界は向いていた?
その業界は向いていたのかを確認しましょう。
仕事のやり方が肌に合わなかった、自社商品や業界に全く興味が持てなかった、難しい用語や専門知識が多すぎてついていけなかったなどは、業界が向いていなかった可能性があります。
僕は興味がない業界なのに入社して2社失敗しました。業界ならではの仕事のやり方、文化、専門用語・常識などがあるので、興味がない業界だと辛いです。
会社・配属先の社風は合っていたか?
会社・配属先の社風は合っていたか確認しましょう。
出社か在宅(フルリモートも)か、アナログか完全IT化されているか、意思決定の仕方や施策の実行スピード、会議の多さ、残業前提の仕事のやり方か時間内に終わらせる文化か、有給は使わない文化か全消化する文化かなど、仕事のやり方、社風が合わないなどは、社風が合っていなかったが可能性あります。
僕は、会話禁止で黙々と完全メール文化の会社、ホワイトボード・手帳文化の会社が合わずに失敗しました。僕的に仕事の進め方・社風が合わない会社はかなりストレスでした。
自分に甘えはなかったか?
自分に甘えはなかったか、確認しましょう。
そもそも働きたくない、楽に稼ぎたい、自由な時間に仕事がしたい、遊んで生活したいなど、自分の甘い部分が原因だった可能性があります。
たまたま外れを引いた?
就職・転職に失敗した原因は、たまたま外れを引いてしまった可能性もあります。
外れ部署、人間関係が合わない、パワハラ上司に当たったなどのケースです。正直、入社しないとわからない運要素が強い部分です。
僕は新卒で配属ガチャ外れ、パワハラ上司に当たった経験があります。
【今後の対策】3年続けられる仕事を探す
就職・転職で失敗した原因を洗い出したら、具体的な対策に入ります。
ゴールは、3年続けられる仕事を探すことです。3年続けば、その仕事は向いている可能性が高いし、その先のキャリアの選択肢が増えるからです。
実際、僕は過去の短期離職やブランクが、丸3年勤めたことでデメリットになることが激減しました。書類選考の通過率も上がったし、何より面接で経歴について突っ込まれることがなくなりました。
以下の項目を参考に、3年続けられる仕事を探してみてください。
1. これまでの経験職種から、向いていた仕事を探す
これまでの経験職種から、向いていた仕事を探しましょう。
仕事をしていて楽しい時間が長かった仕事、成果が出た仕事、仕事の一部分だけでも良いので、「自分に向いていたな」と思える仕事を探してみるとおすすめです。
たとえば、戦略を考える、お客さんのニーズを叶える提案を作る、営業資料を作る、企画資料を実現できた、デザインを考えるのが楽しかった、料金交渉に燃えた、目標達成するための積み重ねがゲーム感覚で楽しかったなど、作業レベルで考えてみるといいです。
2. 自分の仕事の向き・不向きをよく把握する
自分の仕事の向き・不向きをよく把握しましょう。
5回転職してみて、性格的に・資質的に、その仕事が向いているかどうか?はかなり重要だと思いました。
向いている仕事は楽しいし・すぐに覚えられて・結果も出しやすい。逆に、向いていない仕事だとつまらないし、覚えるのに時間がかかるし、仕事のアイディアが出てこないので評価もされなかったので。
自分の向き・不向きを知るには、ミイダスのコンピテンシー診断を受ければいいです。
3. 業界・商品・サービスは「楽しいと思えるか」で選ぶ
業界・商品・サービスは「楽しいと思えるか」で選びましょう。
業界がやっていること、最新の動向、自社商品に興味が持てないとつまらないし、辛いからです。悩んだときは、自分の人生や日常に関連している業界を選ぶのがおすすめです。
僕は就職・転職や仕事で悩んだり、苦労してきたことが多い人生なので、今の人材業界を選びました。実際、実体験の多くが仕事にも役立っています。
4. 会社選びはデータと口コミと自分の目で確認する
会社選びはデータと口コミと自分の目で確認しましょう。
僕が、あまり深く考えずに会社を選んで失敗したからです。
求人応募前に、離職率や勤続年数、残業時間、有給消化率などの「働きやすさ」に関わるデータを求人サイト、企業の採用サイト、転職エージェントに聞くなどして調べてみましょう。
また、併せて退職者の口コミで、よほどヤバい口コミがないかを確認しておくと安心です。口コミサイトは、僕は掲載企業数が多い転職会議を中心に使っていました。
最後に、データや口コミだけじゃわからないフィーリングの部分を、面接などを通して、自分の目・肌感覚で合うかどうかを確かめることも重要です。
仕事選びで迷ったら営業がおすすめな理由
「仕事で何がしたいかわからない」「キャリア迷子になっている」など、迷ったら営業職がおすすめです。
1. ニーズが高く、なくならない仕事
営業がおすすめなのは、ニーズが高く、なくならない仕事だからです。
企業は営利目的。売上を上げ続けるのがミッションなので、売上を直接上げることができる営業職がなくなることはありません。
いつの時代も営業職のニーズが高いのは変わりません。最近は従来のお客さんと対面で合うフィールドセールスに加えて、インサイドセールス、カスタマーサクセスなど仕事のスタイルが増えましたね。
2. 営業経験後のキャリアの選択肢が広がる
営業を経験しておくと、その後のキャリアの選択肢が広がるのでおすすめです。
営業の後のキャリアは、別業界の営業、インサイドセールスやカスタマーサクセスなどの営業手法の変更、経営企画・マーケティング・コンサル・人事などの職種変更などの選択肢があります。
僕は人材会社で営業を経験した後、Webディレクター、マーケターと転職して今に至りますが、全ての始まりは営業経験からだったと言っても過言じゃないです。
3. 求人数が多く未経験でもなれる
営業は求人数が多く未経験でもなれるのでおすすめです。
dodaで営業職の求人数を調べてみました↓
うち未経験可 13,348件
(2024年12月13日時点)
エリア・業界などの絞り込みはしていませんが、全て見きれないくらいの求人があります。
この中から自分に合う求人を効率的に見つけるには、転職エージェントに紹介してもらうこと、そして、転職サイトに登録してスカウトをもらうやり方がおすすめ。dodaはサイトもエージェントもどちらも使えておすすめです。
まとめ
就職・転職で失敗した時には、失敗原因の洗い出しと、次こそ失敗しないための対策を取ることが重要です。
少しでも参考になればうれしいです。