転職回数が多い&職歴に一貫性がない場合、職務経歴書や面接でどう伝えればいい?
結論。職歴に一貫性がない時は、職歴の概要を伝えた上で、志望動機でどう貢献できるかを具体的に伝えれば良いです。
この記事では、5回転職&キャリアに一貫性がない僕が、同じ悩みを持っている人に向けて対処法を紹介します。
職歴の一貫性が重視される理由
そもそも、なぜキャリアの一貫性が重要と言われるのか?理由は2つあります。
1. 企業は即戦力採用をしたいから
中途採用で企業が求めているのは即戦力人材。
職歴がバラバラだと各会社での経験年数が少なくなるので、経験値やスキルが薄くなると思われる。
2. 早期離職のリスクを避けたいから
企業が最優先で採用したいのは、定年まで安定したパフォーマンスを発揮してくれる人。キャリアの一貫性がないと、せっかく仕事を教えたり研修して一人前にしても、また辞めてしまうのでは?と懸念される。
職歴に一貫性がない時の伝え方(職務経歴書・面接)
1. キャリアの概要を伝える
まずはキャリアの概要を伝えます。キャリアの概要は、学校卒業後のキャリアについて、業界と職種、経験年数を伝えれば良いです。
キャリアの概要を伝えるときのポイントは、あまり長々と語らずにさらりと伝えることです。この後に続く、より重要な志望動機と自己PRの比重を大きくしましょう。
職務経歴書の冒頭にキャリア概要を書く際は、3行~5行程度(100字~200字程度)で、経験職種と年数、なるべく新しい実績を書くと良いです。
(例)私は〇〇大学〇〇学部を卒業後、銀行で一般事務を1年、アパレル企業で販売職を2年、IT企業でフロントエンドエンジニアを3年経験してきました。実績として、〇〇があります。
2. どう貢献できるのか伝える
志望動機ではどう貢献できるのか?を具体的に伝えます。
志望動機は、①応募企業で働きたい理由(魅力を感じたところ)と、②どう貢献できるのか(自己PR)を伝えるのがセオリー。
で、転職では即戦力が基本なので、何ができるのか?が特に見られる。
なので、志望動機のポイントは、これまでに身に付けたスキル、業界の経験年数、職種の経験年数、実績などから具体的にアピールすることが重要です。
(例)貴社の〇〇(サービス、強み、企業理念など)に魅力を感じ、応募しました。3年間の法人営業経験で身に付けた現場力と課題解決力を活かして、貴社のマーケティング職に貢献します。
※書類は貴社、面接は御社
職歴に一貫性がない当時の僕の伝え方
僕はこれまでに5回転職しています。
事務系3社→営業1社→Webディレクター1社→Webマーケター(現在)という経歴です。
僕がWebディレクター→Webマーケターになった5回目の転職時の志望動機はこんな感じです↓
「私はこれまでに食品・化学・建材のメーカー3社で事務を3年3か月、人材会社で法人営業を3年、Web制作会社でWebディレクターを2年経験してきました。直近のWeb制作会社では、Webディレクターとしてクライアントの要件ヒアリングから、提案、メンバーのアサイン、デザイン・コーディング、進行管理、納品、予算管理まで、一貫して対応してきました。担当した健康食品メーカー様のLP制作案件では、半年かけて公開したLPで売り上げが2%上がった実績があります。また、1年半の個人ブログ運営で月間〇PV、〇〇や〇〇などのキーワードでSEO1位実績があります。私のこれまでのWeb制作経験や個人メディア運営経験を活かして、貴社のWebマーケティング職に貢献します。」
まとめ:入社後の未来を見せよう!
結論。キャリアの一貫性がない時は、キャリアの概要を伝えた上で、志望企業にどう貢献できるのか?を具体的に伝えると良いです。
変えられない過去について延々と語ってもネガティブになるだけ。それよりも、志望企業に入ってからどんな仕事がしたくて、どんな経験やスキルでビジネスに貢献できそうか、と未来に目を向けるポジティブな伝え方をしたほうが断然良いです!