33歳未経験でWebマーケターに転職した僕が、未経験からWebマーケターに転職するための志望動機の書き方・伝え方をまとめました。
僕の経験も踏まえた例文付きで紹介するので、参考になれば嬉しいです。
未経験からWebマーケターになるための志望動機の書き方・伝え方
結論から言うと、未経験からのWebマーケティング転職では、志望動機は次の順に伝えると良いです。
- Webマーケティング職を選んだ理由
- 応募企業を選んだ理由
- 自己PR
順番に説明します。
1. Webマーケティング職を選んだ理由
まずはWebマーケティング職を選んだ理由を伝えます。
ここでは「なぜWebマーケティングなのか」をきっかけから具体的に伝えることが大事。
ポイントは実体験から伝えることです。
以下、きっかけとして伝えると良いことを◯△×で分類してみました。
- 〇 ブログ経験、SNS経験、Webマーケティングをかじってみた経験、などの実体験
- △ 見聞きして興味を持った →テレビで見た・ネットで見た・ラジオで聞いた・本を読んだ等。それだけでは弱い。
- × 何となく →言ってはいけないNGワード
※「将来性がありそうな仕事だから」「テレビでWebマーケティングの仕事を見て興味を持った」など、体験が伴わないきっかけは弱くなるので注意
例文
具体的にはこんな感じで伝えると良いです。
- 自分の転職経験をまとめたブログを2年間続けた中で、SEO対策やSNS運用する機会があり、Webマーケティングの仕事に興味を持った。
- 趣味でTwitterを5年間発信している中で、フォロワー数が1万人を突破し、SNSを使った集客に興味を持った
2. 応募企業を選んだ理由
続いて、応募企業を選んだ理由を伝えます。
数ある会社の中から「なぜその会社なのか?」を具体的に伝えましょう。
熱意の高さ(保険で受けている訳ではないこと)を伝えることが大事です。
以下、応募企業を選んだ理由として伝えると良いことを◯△×で分類してみました。
- 〇 企業理念
- 〇 事業内容
- 〇 取り扱う商品・サービス
- 〇 その企業独自の取り組み
- △ スキルアップできる →企業理念・事業内容などから伝えて、スキルアップ「も」できる、とする。
- △ キャリアプラン →企業理念・事業内容などから伝えて、キャリアプラン「も」叶うため、とする。
- × 年収が上がる →志望動機で条件面のことはわざわざ言わなくて良い
企業理念、事業内容、社風、キャリアのことなどその企業の求人票やホームページに書かれている「キーワード」を2つ引用して伝えると具体性が出て良いです。
ポイントは引用するワードを2つ使うこと。
こうすることで「リアルさ」を出せます。
例文
例えばこんな企業理念の会社があるとします。
- 企業理念①:Webとリアルのシームレスに融合する
- 企業理念②:個人の育成から会社を育てる
この2つを引用してこんな感じで伝えると良いです。
- 貴社/御社の「Webとリアルのシームレスに融合する」と「個人の育成から会社を育てる」という企業理念に魅力を感じ応募させていただきました。
※履歴書・職務経歴書では「貴社」、面接では「御社」
3. 自己PR
最後に自己PRします。
自己PRは以下からするのが効果的です。
- ブログやSNSの運用経験 →「目的・きっかけ→コンセプト→具体的な運用方法」というストーリーで伝える。
- 成果を見せる →数値を用いて「ビフォー→改善→アフターで数値を改善したエピソード」を伝える。
- 継続力 →ブログやSNSの運用期間、仕事でコツコツとやって芽が出た話、趣味などから「Webマーケターにつながる継続力」をアピールする。
- 協調性 →チームや誰かと仕事をして何かをやり遂げたエピソードをアピールすると効果的。
自己PRの方法についてはこちらの記事に詳しく書いています。
例文
- 営業職で身に付けた目標達成力と3年間の個人ブログ運営で身に付けたSEOスキルで貴社/御社に貢献します。
※書類は貴社、面接は御社
営業経験者の場合
目標達成力、日々の行動量の管理の仕方、ヒアリング力、提案力、課題解決力などをアピールできます。
販売経験者の場合
売上目標への達成力や、顧客との対話から業務を改善した経験・売上につながった経験をアピールできます。
エンジニア経験者の場合
Web制作スキル、システム開発スキル、Web全般の知見をアピールできます。
新卒の場合
学生時代にブログを書いた経験、ホームページを作った経験、SNSで情報発信した経験から伝えられるとグッド。
フリーター、アルバイトなどの場合
ブログ・SNSの運用経験を作り、アピールするのが良いです。
未経験からWebマーケターになるための志望動機(例文完成系)
ここまで解説した内容をまとめると志望動機の完成です。
↓完成した志望動機
「自分の転職経験をまとめたブログを3年運用して、SEO対策やコンテンツマーケティングに興味を持ちました。貴社/御社の『Webとリアルのシームレスに融合する』と『個人の育成から会社を育てる』という企業理念に魅力を感じ応募させていただきました。営業職で身に付けた目標達成力と3年間の個人ブログ運営で身に付けたSEOスキルで貴社/御社に貢献します。」
※書類は貴社、面接は御社
未経験からWebマーケターになるための志望動機のポイント
未経験からのWebマーケ転職の志望動機のポイントは次の通りです。
- 応募企業のWebマーケティングの仕事内容を理解した上で伝える(SEO、SNS運用、広告などWebマーケの仕事は広いため)
- 実体験から伝える(見聞きしたレベルだと弱い)
- ブログ・SNS運用した経験を見せる
- ブログ・SNS運用した成果を見せる
- 応募企業のWebマーケティング職で将来どうなりたいかを伝える
- 応募企業のWebマーケティング職で実現したいことを伝える
具体的に、体験を伴うエピソードを伝えることを意識して、行動力・実績を見せましょう。
「熱意」や「この人はやってくれそう」と思わせることが大事です。
履歴書や作文・論文問題で志望動機を書く時のポイント
文字数配分を意識
履歴書や作文・論文問題で志望動機を書くときは文字数の配分を意識しましょう。
改めて、Webマーケティングの基本の型がこちら。
- Webマーケティング職である理由
- 応募企業であるべき理由
- 自己PR
この3部構成のバランスを意識して書くと良いです。
- 100文字の志望動機なら、1~3を30文字ずつくらいで書く。
- 500文字の志望動機なら、1~3を160文字ずつくらいで書く。
- 1000文字の志望動機なら、1~3を330文字ずつくらいで書く。
文字数に合わせて、「結論(+具体例)」の構成で書きましょう。
面接で志望動機を伝える時のポイント
話が長くならないように注意
面接では話が長過ぎないように簡潔にまとめましょう。
Webマーケティングに興味を持ったきっかけ〜志望動機〜自己PR、を長くても1分以内でまとめると良いです。
事前に履歴書や職務経歴書に書いた志望動機を音読しておいたり、面接用にトークスクリプトを作るなどして対策しましょう。
面接が進んでも志望動機がブレないように
面接では毎回志望動機を聞かれますが、志望動機がブレないようにすることが大事です。
二次面接、最終面接では一次面接(二次面接)の結果の確認をされることが多いため、毎回志望動機が違うと面接官に違和感を抱かせてしまいますので注意です。
最終面接では一次面接・二次面接で感じた魅力も盛り込む
最終面接では「志望動機」+「一次面接・二次面接で感じた魅力」を伝えましょう。
面接を通して志望度が上がっていることを伝えることができます。
面接対策については以下の記事に詳しくまとめています。
志望動機は相手が見て・聞いてどう感じるか?という目線で準備するのが大事。提出前に転職エージェントに添削してもらうと安心です。
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