こんにちは!Webマーケターのエラマサキです。
この記事では、33歳未経験からWebマーケターに転職した僕が、Webマーケターになるにはどうしたらいいのか?を転職ロードマップで紹介します。
Webマーケターを目指している人は参考にしてください!
Webマーケターとは?
Webマーケターはこんなキーワードで表せる仕事です↓
Webマーケターになるには?
未経験からWebマーケターになる方法は7つあります。
1. いきなり転職エージェント・転職サイトから応募する
2. Webマーケティングを独学で実績を作ってから転職する ★
3. Webマーケティングスクールに通ってから転職する ★
4. 副業から始めて転職する ★
5. 社内異動でWebマーケティング担当につく
6. Web業界に転職してから転職する
7. アルバイトから始める
(★マークがオススメ)
まず、いきなり転職エージェントや転職サイトから求人に応募するのは無謀です。
なぜなら、Webマーケターは経験重視だし、未経験だとポテンシャルが見られるので、「見込みがあること」を示す必要があるから。
なので、独学、スクール、副業から始めてWebマーケティング経験&実績を作ってから転職するのが最もスムーズ。
その他の方法でもなれなくはないですが、遠回りだったり、運が絡むので、Webマーケターになるまでにめちゃくちゃ時間がかかったり、最悪Webマーケターになれない・・・なんて可能性があります。
アルバイトから始めるパターンは、一見Webマーケターになったつもりになれますが、仕事内容をよく見ないと、マニュアル化された定型作業や指示書に基づく定型の更新作業をやるだけなので、正直、Webマーケティング系の事務をしているアルバイトさん・・・で終わるのでオススメできないです。
未経験からWebマーケターになるための転職ロードマップ
1. なぜWebマーケターになりたいのかを明確にする
「なぜ(今の仕事をやめて)Webマーケターになりたいか?」
Webマーケターとはどんな仕事か?魅力や大変さを理解した上で選んでいるかが大事。
給料、手に職、働き方の自由度、将来性・・・など、今回の転職の目的(退職理由)をしっかり確認しておきましょう。
「今の職場が嫌だし、Webマーケターにキラキラした良いイメージがあるから・・・」ぐらいの本気度だと、正直失敗します。
Webマーケターを目指すなら、最低限Webマーケターで働く魅力・やりがいと大変さは知っておいた方がいいです。
Webマーケターがオススメな理由は以下の記事に書きました。

Webマーケターについてよく分かっていない中転職しようとしてる人は、Webマーケターという仕事について理解を深めるところから始めても遅くないです。
Webマーケターの仕事の雰囲気を掴むにはこのマンガ本がオススメです。
・沈黙のWebマーケティング
・沈黙のWebライティング
・マンガでわかるWebマーケティング
2. なりたいWebマーケター像をイメージする
どんな仕事がやりたいか具体的にイメージしましょう。
何ごともゴール設定が重要。
一口にWebマーケターと言っても、 Webマーケティングの仕事内容は広く、SEO、SNS、Web広告から事業会社のWeb担当まで広くあります。
それぞれの専門分野ごとに、Webマーケターの種類が分かれるし、必要な経験やスキルも変わってきます。
・SEOマーケター → SEOスキルが必要
・SNSマーケター → SNSスキルが必要
・Web広告マーケター → 広告運用スキルが必要
・事業会社のWeb担当 → 総合力が必要

なので、どんなWebマーケターを目指すのか?で何を勉強するべきかも違ってくるので、自分がどのWebマーケティング領域に興味があって、仕事としていきたいかをよく考えましょう。
どの方向を目指そうか迷っている場合の選び方ですが、
・ブログやホームページのコンテンツ作りや改善を行っていきたい場合はSEOマーケター
・TwitterやInstagramを始めとしたSNSでバズコンテンツを作りたい、ユーザー交流や認知度UPに取り組みたい方はSNSマーケター
・広告に興味があればWeb広告マーケターを
・事業会社で広くWebマーケティングをやりたい人は事業会社のWeb担当
という風に選ぶと良いです。
それでもいまいちピンと来ない場合は、まずはブログやSNSをやってみましょう。
そしてGoogleやTwitter、Facebookなどで広告を出してみてください。
やりながら興味の方向性を探ると良いです。
3. 自分のWebマーケティング適性を知る
Webマーケターに向いている人、向いていない人の特徴を知っておきましょう。
個人的にWebマーケターは適性がかなり仕事に影響する仕事だと思っています。
戦術を練ったり分析したりと論理的思考が求められたり、商品の魅力を伝えるアイディアやコンテンツ作りなどクリエイティブ力が求められる仕事だからです。
そういう意味でも、一度、適職診断を受けておくと良いです。
後々、職務経歴書を書いたり、面接で強みをアピールするときに必要になるので。
適職診断のオススメはミイダスです。
ミイダスのコンピテンシー診断を受けると、自分の得意・不得意とすることや、向いている仕事が10段階評価で分かる。
無料で診断できるイチオシ診断です。
「RPGでレベルを99にするタイプ」など、僕的にWebマーケターに向いている人のリアルな特徴はこちらの記事で解説しています。

4. Webマーケティングの基礎知識を身につける
まずは、SEO、SNS、Web広告、Webサイトの仕組みなど、自分の興味があるWebマーケティングについての基礎知識を身につけるところから始めると良いです。
基礎の勉強方法はググれば色々出てきますが、僕は体系的に学べる入門書をオススメします。
入門書は分野ごとに3冊くらい読んでみて、「どの入門書でも語られている重要なこと」を掴むように読むのがグッド。
1から10まで完璧に覚える必要はないので、目的や仕組み、流れなど概要を掴むことを意識して取り組むのが大事です。
そばに置いておいて、いつでも読み返せるようにしておきましょう。
Webマーケティングのおすすめ入門書はこちら。

Webマーケティングの独学方法はこちら。

Webマーケティングの情報収集におすすめなメディアはこちら。

独学が難しい人や最短でWebマーケターになりたい人はWebマーケティングスクールを使いましょう。
Webマーケティングスクールは学べる内容と実績で選んでおけば失敗しません。
・SEOを学びたいなら → WEBMARKSの公式サイトはこちら
・Web広告運用を学びたいなら → WANNABE Academyの公式サイトはこちら
・総合的に学びたいなら → テックアカデミーの公式サイトはこちら

5. Webマーケティングを実践しながら覚える
このフェーズがWebマーケティング転職の最重要ステップ。
ここはWebマーケ転職の中で最も時間と力、そして、余裕があればお金を注ぐべきところです。
では何を実践すれば良いのかというと、ブログ運用をメインに、SNS、広告と、なりたいWebマーケターに必要なWebマーケティングです。
具体的に言うと、
・ブログテーマを決める
・ターゲットユーザー、サイトコンセプトを決める
・サイトに必要なコンテンツの一覧を考える
・WordPressでブログを立ち上げる
・1記事ずつSEOを意識して記事を書く
・まずはサイトの完成を目指す
・Twitter(+他)のSNSを運用する
・(広告を出す)
ということをやれば良いです。
中でもテーマ選びとコンセプト設計、ここはWebマーケをやる上での肝。
失敗しないためのブログ運用のコツは「自分の経験からアドバイスできるテーマで、1つの狭いジャンルに絞った特化サイトを作ること」です。
たとえば、このブログは、Webマーケ転職について”だけ”を、未経験からWebマーケターになった僕が書いています。
各段階で必要なことは、入門書や都度ググりながら進めれば良いです。
「ブログテーマ 決め方」
「特化ブログ 作り方」
「WordPress 始め方」
「SEO キーワード 選定」
とかです↑
時間がない、効率的にやりたい、という人はこちらの有料noteも参考にしてください。

6. Webマーケティング経験をポートフォリオにまとめる
1つ覚えておいて欲しいのですが、 Webマーケ転職ではポートフォリオを提出すると有利になります。
これは、WebデザイナーやWebディレクターを始め、Web業界あるあるなんですけど、履歴書と職務経歴書だけじゃ面接官に響かないんですよ。
Web系界隈は「何が作れるのか/できるのか」がモノを言う世界なので、1サイトをアピールするにしても、誰をターゲットにして何を目的に、どんなコンセプトでやってきたのか、ストーリーから伝えないと判断してもらいにくい(きちんと伝えないと時に勘違いされて損することもある)。
あと、コンテンツの品質やデザインやライティングのセンスなどがコンテンツ作りでは大事なので、運用サイトや作ったバナー画像などをキャプチャとURLを添えて見せた方が良い。
もちろん、Webマーケターになりたい熱い気持ちも伝わります。
ポートフォリオを出すだけで職務経歴書だけ提出しているライバルとの差は一目瞭然です。
もちろん、参考書をなぞって作っただけの作品を並べることに価値はないので、必ず自分の頭で考えたり、アレンジしたものを出すように。
ポートフォリオの作り方の1から10までを以下の記事に書きました。

7. Webマーケティング転職用の履歴書と職務経歴書を作る
履歴書と職務経歴書はWebマーケティング転職の第一関門:書類選考を突破するためのマストアイテム。
どんな業界・職種にも使えるものになってませんか?
それ、面接官に全く響かないので、意味ないです。
WebマーケターはWeb系専門職の1つ。
で、実務ができるか?がかなり求められるし、職務適性がハッキリ出る仕事。
応募企業に向けた書類を作ることはもちろん、Webマーケターに特化したアピールをしないといけません。
以下の記事では履歴書と職務経歴書で「会ってみたい」と思わせる書き方をまとめました。
書類作成時にぜひ参考にしてください。

8. Webマーケティング求人の探し方
Webマーケターの求人探しは、「職種未経験可」の求人を探すのが基本になります。
Webマーケティング求人の探し方のポイントは、まずは、取り扱う業界や商材に興味が持てるか、魅力を感じるか、です。
注意点はWebマーケターと書かれているからと「職種名だけ」で選ばないようにすること。
Webマーケティングは守備範囲が広いからです。
実際に何をどれくらいやるのかが分からない求人だと入社してから「思ってたのと違った」となります。
なので、必ず仕事内容をしっかり確認して選んでください。
Webマーケ会社には自社のWebマーケティングを行う事業会社と、クライアントのWebマーケティングを行う支援会社がありますがお好みで。
忙しくてもいいから早く成長したい人は支援会社を、比較的ホワイトに・じっくり・幅広く取り組みたい人は事業会社が良いかと。

求人の集め方は、転職サイトで自分で探すか、転職エージェントに希望を伝えて紹介してもらうか、になります。
未経験からの転職になるので、キャリア相談で転職の妥当性を確認した上で、書類添削、面接対策までしてもらったほうが安心です。
未経験でWebマーケティング転職する際のおすすめ転職エージェント&転職サイトは以下の3つです。
・リクルートエージェントの公式サイトはこちら
・dodaの公式サイトはこちら
・リクナビNEXTの公式サイトはこちら
詳しくは以下の記事で解説しています。

ブラック企業を避けるために、本命企業は口コミサイトもチェックしておくのが無難です。
口コミサイトのおすすめは転職会議です。
9. Webマーケティング転職用の面接対策をする
面接は求職者と企業がお互いに社風やスキル・経験のマッチ度をお見合いする場です。
一方的に評価されているわけじゃなく、この会社で良いのか?をジャッジしてください。
面接の基本方針は、思いを熱く、ポジティブに、です。
ググると結論から話さないとダメ、数字を使わないと伝わらない、とか色々コツが出てきますが、僕的には、ケースバイケースかな、と。
結局、人と人なので感情/フィーリングが合うかが大事だと思います。
話し方や性格も含めて社風が合うかが重要。
必ず聞かれる志望動機と転職理由(退職理由)と、経歴概要の自己紹介は暗唱できるようにしておきましょう。
また、想定外の質問を受けて頭が真っ白にならないために、予め想定質問の把握と回答方針を考えておくのが良いです。
以下の記事では、Webマーケ転職でよく聞かれる質問の一覧と、回答方法についてまとめています。
面接では逆質問することが大事なので、面接前には「逆質問で聞くと良いこと」に目を通しておいてください。

10. 内定したら必ず確認しておくべきこと
内定したら、改めて冷静に「今回の転職の目的が叶うか」を照らし合わせてください。
最低限、以下の項目は確認しておいたほうが良いです。
・転職の目的が叶うか(退職理由を解消できるか)
・思い描いているWebマーケターの働き方ができるか
・希望条件は叶うか
・成長できる環境か
・一緒に働きたいと思える人/尊敬できる人がいるか
※100%叶わなくても、妥協できる範囲か、伸びしろがあるか。
それでも迷ったら、Webマーケターをやっている友人に聞くのが一番。
次点で転職経験がある同世代の知人。
転職エージェントの担当者にも相談してみましょう。
ただし、転職エージェントは仕事柄「転職推奨派」である点は認識した上で相談することです。
転職した場合のメリットとデメリットの両面について教えてもらって、判断材料を貰うのが良いと思います。
未経験からWebマーケターになった僕の経験談
僕がWebマーケターになったのは33歳の時。
きっかけは、Web制作の世界に興味を持って31歳で始めたWebディレクターの仕事で丸2年が経ち、Web制作の現場を一通り経験して、次のステップとしてWebマーケティングを極めたい!結婚を機に給料を上げたい!と思ったから。
始めは情報収集や適職診断を受けるなどゆる〜く、徐々にペースを上げる感じで転職活動。Webディレクター時代に携わったWeb制作の成果物と、1年半運用していた個人ブログ経験・成果を武器に3社くらい面接に進んで、最後は知人紹介の会社に入社を決めました。
転職を考え始めてから転職が決まるまでの期間は3か月ほどでした。

Webマーケターのなり方に関するよくある質問
未経験からWebマーケターになるのは難しい?
Webマーケターは実務ができるかで判断されます。
なので、独学やスクールで知識をつけたり、実践をして経験を作らないと、採用されるのは厳しいです。

Webマーケターに将来性はある?
結論、将来性あり。
Webマーケ業界が伸びているし、Webマーケターの需要もめちゃくちゃ高いから。

Webマーケターになった後のキャリアパスは?
Webマーケターのよくあるキャリアパスは5つあります。
自社内でのキャリアアップ、業態を変える転職、Webマーケティングコンサルタントなる、正社員を続けながら副業する、独立するなどです。

Webマーケターになるのに学歴は関係ある?高卒だと厳しい?
Webマーケターは基本的に学歴不問で募集されていることが多いので、個人でWebマーケティング経験を作り、実務スキルをアピールできれば受かります。
ただ、Webマーケティング経験が浅い、成果物が弱い、などの場合に、ポテンシャルを図るために学歴が見られる場合があります。

Webマーケターになるのに年齢制限はある?
マジレスすると、未経験でWebマーケターになるなら20代~30代前半までが妥当な範囲。
ただし、個人ブログやSNS、YouTubeなどで凄い実績さえあれば、年齢は関係ないです。

Webマーケターは新卒、第二新卒でもなれる?
なれる。
未経験からWebマーケターになるのに若さは有利になる。
ただし、新卒の場合は総合職採用が圧倒的多数なので、すぐにWebマーケターになれない可能性があるのがデメリット。
Webマーケターの平均年収はどれくらい?
Webマーケターの平均年収は2022年のdodaのデータで445万円です。
ちなみに、職種全体の平均年収は403万円となっています。

Webマーケターになるのに資格は有効?
資格を持っていると知識レベルの参考になる、程度。
知識よりももっと大事な「実務ができること」の証明にはならないので、経験・実績作りも入念に。
ぶっちゃけ資格にかける時間をWebマーケティングの実践につぎ込んだほうがコスパ・タイパともに良い。

Webマーケターは在宅勤務、フルリモートで働ける?
働ける。
ただし、会社の方針によるので、在宅・フルリモートで働きたい人は事前にしっかり確認を。
Webマーケター未経験の場合、自己PRは何をアピールしたらいい?
一番効果的なのは、これまでのWebマーケティングに取り組んだ経験と、そこで得たもの・成果をアピールすること。
次点で、前職(現職)の経験でWebマーケティング業務に活かせることを伝えると良いです。

転職前に勉強しておいたほうが良いことは?
目指しているWebマーケターの方向性によって、SEO・Web広告・SNSなど。
あとは、共通の基礎スキルとして、Webサイトの仕組みと作り方、管理画面の基本操作が分かっていると有利。
なので、自分でWebサイトを作って、コンテンツを投稿してみるといいです。
ブログをやっておいたほうが転職で有利になるの?
有利になる。
まず、実務で使うのでブログを使えることが有利になる。
また、ブログ経験は「企画~サイト立ち上げ~コンテンツ作り/デザイン~アクセス解析~改善」まで一気に経験できるので、Webマーケスキルをつけるのに最適だから。

まとめ:10個のやることチェックリスト
さいごに、この記事のまとめです。
未経験からWebマーケターになるための10個のやることチェックリストがこちら。
1. なぜWebマーケターになりたいのかを明確にする
2. なりたいWebマーケター像をイメージする
3. 自分のWebマーケティング適性を把握する
4. Webマーケティングの基礎知識を身につける
5. Webマーケティングを実践しながら覚える
6. Webマーケティング経験をポートフォリオにまとめる
7. Webマーケ転職用に履歴書と職務経歴書を作る
8. Webマーケター求人の探し方を知る
9. Webマーケティング転職向けの面接対策をする
10. 内定したら必ず確認しておくべきことをおさえる
これでWebマーケターにググッと近づけるはず。
ぜひやってみてください!
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