こんにちは!Webマーケターのエラマサキです。
今回はWebマーケティング転職向けに、Webマーケティング会社の選び方を解説します。
会社を選ぶ際のポイントは、最も優先度が高い項目に絞って選ぶこと。
あれもこれもと欲張ると、結局何も叶わない・・・なんてことになりかねません。
【結論】Webマーケティング会社の選び方
Webマーケティング会社の選び方は5つあります。
- やりたいことで選ぶ
- スキルが付くかで選ぶ
- 年収で選ぶ
- 働きやすさで選ぶ
- 転職のしやすさで選ぶ
本当は1から5まで全て叶えたいところですが、欲張りすぎてもなかなか仕事が決まりません。
究極、「どれか1つに絞るなら何を選ぶか」を考えて転職活動を進めた方がスムーズに転職できます。
1. やりたいことで選ぶ
やりたいことができる会社を選ぶ方法です。
最も自然な選び方になります。
SEOを専門でやりたい人はSEOコンサル会社、Web広告運用をやりたい人は広告代理店、SNS運用をやりたい人はSNS運用・コンサル会社を選ぶといいです。
売りたい・集客したい商品やサービスがあるなら、事業会社を選ぶといいです。
やりたいことがいくつもある場合は、色々なWebマーケティングサービスを行っている広告代理店を選んでおけば潰しが効きます。
- SEOがやりたい →SEOコンサル会社
- Web広告運用がやりたい →広告代理店
- SNS運用がやりたい →SNS運用・コンサル会社
- 携わりたい商品・サービスがある →事業会社
- 複数のWebマーケをやりたい →様々なWebマーケ施策を行う広告代理店
2. スキルが付くかで選ぶ
スキルが付くかで選ぶ方法です。
キャリアを作りたい人はこの選び方になるかと思います。
研修や年次のフォローアップが充実している大手Webマーケティング会社か、責任や裁量権の大きいベンチャー企業や事業会社がおすすめです。
- 研修やフォローの充実度で選ぶ →大手Webマーケ会社
- 裁量権の大きさで選ぶ →ベンチャー企業、事業会社
3. 年収で選ぶ
年収で選ぶ方法です。
未経験からWebマーケターになる場合、これまでに経験のある業界のWebマーケターになることで年収を上げやすくなります。
- 未経験からWebマーケターに転職 →これまでに経験したことがある業界のWebマーケターになる
ただ、Webマーケティング分野によっては希望の求人が見つかりにくいこともあります。
まずは、いずれかのWebマーケターとしてキャリアをスタートして、そこで実力をつけて昇進する、場合によっては転職する、というのが現実的です。
4. 働きやすさ(ホワイト企業)で選ぶ
働きやすさで選ぶ方法です。
働きやすさの定義は人によって変わりますが、残業が少ない、休日日数が多い、有給が取りやすい、勤続年数が長い、などが一般的でしょうか。
働きやすさで選ぶなら、大手の事業会社がおすすめです。
大手のほうがチームで仕事をするので代わりが効くので休みが取りやすく、事業会社は裁量権が大きく自分でプロジェクトをコントロールできるからです。
- 働きやすさ →大手・事業会社のWebマーケターになる
とはいえ、中小企業やベンチャー企業でも働きやすい会社は沢山あります。
有価証券報告書や四季報などで従業員の状況を調べたり、転職エージェントの担当者に応募会社についての噂を聞いてみたり、転職会議の公式サイトはこちらなどの口コミサイトを活用してヤバい会社を省いて探すといいです。
5. 転職のしやすさで選ぶ
転職のしやすさで選ぶ方法です。
転職のしやすさで言えば、採用人数の多い拡大期のベンチャー企業や広告代理店がおすすめです。
- 拡大期のベンチャー企業
- 広告代理店
迷ったら「転職のしやすさ」で選ぶ
会社選びの軸に迷ったら、まずはWebマーケターになることを優先しましょう。
この場合、SEOでも広告運用でもSNS運用でも、何でも構いません。
なる早でWebマーケターになることだけを考えます。
これには理由があって、未経験からWebマーケターになるまでの壁は高いですが、一旦Webマーケターになってしまえば、その後は経験者Webマーケターとして比較的楽にキャリアパスを作れるからです。
Webマーケターの実務で経験を積みつつ、並行して独学したり、スキルを身につけていけば良いです。
なるべく早く、そして、長くWebマーケティングを実務でやることが重要です。
僕が事業会社のWebマーケター(インハウス)を選んだ理由
僕は事業会社のWebマーケター(インハウス)に転職しました。
僕はWebディレクターからWebマーケターに転職しましたが、転職活動時はSEO、コンテンツマーケティング、サイトのUI/UXデザイン、LP制作などをしたいと思って転職活動をしていました。
メディア運営会社や事業会社、WebマーケティングもやっているWeb制作会社などを中心に応募していました。
3社面接に進みましたが、自分の実力を発揮できる環境であることと、働きやすさ(ホワイトさ)、給料、のバランスが叶うと思った事業会社のWebマーケターを選びました。
- 自分の実力を発揮できる環境:人材業界経験を活かせる、Webディレクター経験を活かせる
- 働きやすさ:残業少ない、有給取りやすい、土日休み
- 給料:希望年収が叶う
Webマーケティング会社の種類
Webマーケティング会社は5種類あります。
- SEOコンサル会社:SEOのコンサルティングを行う会社。
- 広告運用支援会社:クライアント企業のWeb広告運用を支援する会社。
- Webサービス運営会社:自社でWebマーケティングツールを開発・販売する会社。
- SNS運用支援・コンサル会社:クライアントのSNSの運用代行や、コンサルティングを行う会社。
- 自社メディア運営会社:自社のWebメディアを運営している会社。
上記に加えて事業会社のWebマーケター(インハウス)があります。
Webマーケティング求人の見方
Webマーケティング求人の見方のポイントを解説します。
職種よりも、実際の仕事内容は何かを確認する
Webマーケターは業務範囲が広く、複数のWebマーケティング領域を掛け持ちすることがあります。
SEOと広告運用、コンテンツマーケティングとSNS運用、みたいな感じ。
なので、職種も大事ですが、それよりも実際の仕事内容に注目して仕事を選んだほうが失敗しないです。
複数のWebマーケティングを担当する場合はメイン業務と各業務の割合を確認しておきましょう。
Webマーケ施策の運用やコンテンツ制作は自社か外注か
Webマーケティングを自社で実施するのか、それとも外注しているのか。
また、Web制作・LP制作・システム開発・広告バナー作成についても自社でやっているのか、それとも外注しているのか。
コンサルティングやディレクター・PM的な動きが良いという人は別ですが、スキルをつけるには自社でWebマーケ運用やコンテンツ制作をやっている会社に入ったほうが良いです。
社風が合うか
その企業が求人、ホームページ、ブログ、SNSなどで発信している情報、会社を訪問したときの雰囲気、面接官の人柄などから、自分に社風が合うかを確認しましょう。
古臭い体質、イケイケ、男臭い、社員が若すぎる・・・など、馴染めないと辛いからです。
直感が大事だったりします。
募集の背景
欠員補充だと業務がきつそうなので業務量の確認は必須。
事業拡大のための増員枠のほうが働きやすいと思います。
オフィスに出社か、在宅・フルリモートか
働き方のスタイルも要チェック。
オフィスに出社するのか、それとも在宅・フルリモートか。
自分に合った働き方を選びましょう。
勤務時間
会社は9時開始か10時開始か、フレックスか。
裁量労働制の場合もある。
また、残業時間は月何時間か。
これも自分に合った働き方を選びましょう。
給料
月給制の場合は、年収も確認を。
年俸制の場合は、月収も確認を。
また、ボーナスや残業代の扱い(見込みでつく、実績支給など)もよく確認しておきましょう。
会社によっては初年度はボーナスが満額出ないことがあるので、入社時の想定年収をしっかり確認しておくのが大事です。
研修内容
入社時研修や定期的なスキルアップ研修があるのか、eラーニングやスクール利用ができるのか、などを確認しておきましょう。
こんなWebマーケティング会社はやめとけ
明らかにブラック企業
キャッチコピーに違和感、写真がヘン、社長がイケイケすぎる、給料が極端に高すぎる、仕事内容の説明が薄すぎる、残業や休日労働を美徳としている、面接で職場訪問したら社員に覇気がなくうつ向いてる、…など。
違和感を肌で感じたら、マテの合図。
評判とか口コミも併せてよく確認しましょう。
ソリューションや製品に強みがない会社
Webマーケティングのサービス内容やWebマーケティング製品に魅力や強みを感じない会社はやめましょう。
大前提として、自分が良い!と思うサービス・製品じゃないと仕事に熱が入りません。
なので、面接前には実際にその会社の導入事例や無料版ツールを使ってみるなどして、その会社のソリューションについて理解を深めておくと良いです。
面接で「御社の製品を実際に使ってみて、こうこうこういう使い方の訴求や提案ができると思いました」みたいに言えたらカンペキです。
成長していない会社
売上高や事業所数、社員数、事業領域、新サービス、新製品など、普通の会社なら何かしら成長しているはずです。
なので、「会社が成長している感」を感じられない会社はNGです。
どうせ転職するなら、会社とともに成長していける環境を選びましょう。
社員が頻繁に辞めている会社
社員が次々に辞めている会社は、当然ながら避けたいところ。
労務管理や労働時間の問題、給料が割に合わない、成長できない、人間関係が悪いなど、致命的な問題を抱えている会社である可能性があります。
- 長時間労働など労務管理がされていない
- 仕事量に対して給料が見合わない
- 下流の仕事をこなすだけで成長できない
- 人間関係が極端に悪い
- 体育会系のトップダウンが合わない など
あとは、面接のときにオフィス内を職場見学させてもらう、などをして会社の雰囲気やそこで働いている人の表情を見るなど、自分の目で確かめた方がいいです。
以下の記事にブラック企業の見分け方をまとめました。
この記事を読んでホワイト企業を見つけてください。

あわせて、転職会議などのクチコミサイトでも評判を調べるといいです。
転職会議のレビューはこちら。

あとは、転職エージェントにその会社の情報を聞いてみるのもいいです。
過去の転職実績や、会社の社風などを教えてくれることがあります。
Webマーケティング転職におすすめな転職エージェントはこちら。

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